調査リポート
ケータイの買い替えサイクル、半数が「2年以上」
ネプロジャパンとネプロアイティが、携帯電話の割賦販売制度に関する意識調査の結果を発表。携帯電話の買い替えサイクルは半数が“2年以上”と回答し、割賦販売制度のメリットについては“分からない”が半数を占めた。
ネプロジャパンとネプロアイティは1月30日、「携帯電話の割賦販売制度、消費者の反応は?」と題した調査結果を発表した。調査は1月7日、携帯サイト「ザ★懸賞」上で実施したもので、有効回答数は4598人。
同調査によれば、携帯電話の買い替えサイクルは「2年以上」が50%で最多となり、つづいて「1年〜2年」が47%と、1年以上の買換えサイクルが100%近くを占めた。機種変更、キャリア変更の考えがあるかどうかについては、「ある」という回答が55%、「ない」が45%だった。
携帯電話の割賦販売制度導入について、自分にとってプラスかマイナスかを聞くと、「プラス」という回答は13%、「マイナス」は27%、「分からない」は60%となった。割賦販売制度のメリットについては「わからない」が51%で最多。以下、「長く利用するとお得」が21%、「通信料が安くなった」が12%で続いた。
これに対して、割賦販売制度のデメリットについては「携帯電話端末が高い」が38%で最多となり、続いて「分からない」「機種変更をしづらい」がそれぞれ23%、「料金体系が分かりづらい」が8%となった。
関連記事
- 携帯調査リポート
- 機種変更、7割が「考えていない」――検討は購入から1年後
アイシェアが携帯電話の買い替えに関する意識調査の結果を発表。約7割が機種変更や新契約を考えていないと回答し、端末購入から1年後をめどに買い替えを検討し始める傾向がみられた。 - 第1回 なぜケータイが“高くなった”のか
2007年から2008年にかけて導入されたいわゆる「分離プラン」により、携帯電話の購入方法や料金プランが大きく変わった。そこにはどんなメリットとデメリットがあるのか、各社が導入した分離プランの仕組みの違いから、現状を改めて考えてみよう。 - 第2回 かなり違う、“2種類”の分離プラン
2007年から2008年にかけて順次導入されたケータイの「分離プラン」は、通信キャリアにより大きく2つの方式に分かれる。何に差があるのか、そして実際に支払う端末価格がどう変化するのかを比べてみる。 - 第3回 “分離プラン”端末の機種変更、いつがお得?
ケータイの「分離プラン」は、ユーザーが端末購入に至るまで、そして実際にどのくらいの期間で使うことを想定するのかという意識もかなり変えた。また、“分離プランによる年数縛り”がそろそろ終わる人もいるだろう。今回は分離プラン端末における機種変更のタイミングを考察し、その方式別に見る“お得度”を探る。 - 第4回 “ベーシックとバリュー”、結局何が違う?
前回は「分離プラン」と合わせて導入された分割払いにおける端末購入について触れた。今回は従来モデルに近い形で残されたNTTドコモのベーシックコースとバリューコース、KDDIのフルサポートコースとシンプルコースの違いを比較するとともに、イー・モバイルの分離プランの仕組みを考察する。 - 携帯電話市場、急速に縮小 販売不振、消費冷え込みが追い打ち
国内の携帯電話市場が急速に縮小している。JEITAが発表した8月出荷実績は前年同月比でほぼ半減。買い換え需要減退の影響に、消費の冷え込みが追い打ちをかける。 - 世界の携帯電話販売台数、景気後退で1けた増に――Gartner調べ
世界的な不況の影響で、携帯電話の買い替え需要が冷え込み、第3四半期の販売台数は前年同期比6%増と1けた成長にとどまった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.