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TI、デュアルコアプロセッサ採用の「OMAP4」を発表

米Texas Instrumentsは2月17日、携帯電話向けアプリケーションプロセッサの最新版となる「OMAP4」を発表した。1080pのフルHDに対応し、2000万画素の画像処理をサポートする。

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 米Texas Instrumentsは2月17日、同社の携帯電話向けアプリケーションプロセッサの最新版となる「OMAP4」(OMAP4430、OMAP4440)を発表した。サンプル出荷は2009年後半、量産出荷は2010年後半を予定している。

 OMAP4はTIの最新モバイル機器向けアプリケーションプロセッサ。1080pのフルHD映像の再生や録画に対応し、2000万画素の画像処理をサポートするなど、マルチメディア機能を中心に機能強化が図られている。

 メインコアには、1つのコアあたりの動作クロックが1GHzを超える、デュアルコアの「ARM Cortex-A9 MPCore」を採用し、マルチメディアエンジンとしてTIのDSP「C64X」とマルチフォーマット対応のハードウェアアクセラレータ、グラフィックエンジンとして「POWER VR SGX540」を搭載。チップセットの心臓部は、これに専用のイメージシグナルプロセッサを加えた4つのプロセシングエンジンで構成される。

 4つのメインエンジンを1チップ化したことで、各エンジン間でバランスのとれた処理が可能になり、高い電力効率と高性能を両立できたという。

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「OMAP4」のブロック図

 TIによればOMAP4は、Android Mobile PlatformやLimoなどのLinux系組み込みOS、Symbian OS、Windows Mobileなどのモバイル機器向けOSをサポートする予定としている。

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