KDDIがドコモとソフトバンクモバイルに先駆けて新機種を発売するなど、ケータイの秋冬商戦がいよいよスタートした。そんな中、“2009年夏モデル”として発表されながら未発売の機種があるのをご存じだろうか。ソフトバンクモバイル向けのNEC製端末「931N」だ。
931Nの発売時期は、発表当初は2009年8月下旬以降とアナウンスされていた(ソフトバンクモバイルのリリースを参照)が、ソフトバンクモバイルの製品情報サイト(外部リンク)では「2009年11月下旬以降発売予定」にさり気なく(?)変更されている。
931Nはタッチパネルや810万画素カメラ、ワンセグ、モバイルウィジェット、GPSなどを搭載するほか、自宅の無線LANや公衆無線LAN環境で下り最大54Mbpsの通信ができる「ケータイ無線LAN」に対応しているのが大きな特徴だ。ちなみに、同じく無線LANに対応したドコモの兄弟機とも言える「N-06A」は、5月22日に発売された。
ソフトバンクモバイルは、対応機種(931N)の発売に合わせてケータイ無線LANの提供を開始するとしている。931Nの開発が遅れているのも、この新サービスが影響しているのかもしれない。夏モデルから秋冬モデルとなってしまった931Nの登場が待たれる。
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