第2回 スタートメニュー要らず? 「SC-01B」のショートカット機能を試す:「SC-01B」ロードテスト(2/2 ページ)
Windows phoneはスタートメニューから機能を呼び出すのが基本だが、よく使う機能はToday画面から起動したい。「SC-01B」にはどんなショートカットが用意されているのだろうか。
SC-01Bオリジナルの「Samsung WidgetPlus」
より細かくショートカットを設置したい人にお勧めしたいのが、Samsung電子オリジナルのToday画面「Samsung WidgetPlus」だ。ソフトバンクの「OMNIA POP 931SC」や「OMNIA VISION 940SC」などのSamsung電子端末も待受画面にウィジェットを設置できるが、この機能のWindows phone版といえる。Samsung WidgetPlusでは3種類のToday画面を切り替えて使用でき、各画面に複数のウィジェットを設置できる。よく使う機能、たまに使う機能など、用途に応じて設定しておくといいだろう。3つの画面はディスプレイを左右にフリックすると切り替わる。
ウィジェットは、デジタル時計、カレンダー、画像、タッチプレーヤー、マナーモード、不在着信、接続中のキャリア表示、ワイヤレスモード、ショートカット、アナログ時計、今日の日付と曜日、世界時計の12種類。ほかのウィジェットの追加ができないのは少々残念だ。
各ウィジェットは、画面左端のウィジェットバーに格納されており、アイコンをタップするかドラッグすると設置できる。ウィジェットバーへドラッグすると元に戻り、画面からウィジェットは消える。
使っていて特に便利だと感じたのが、「ショートカット」ウィジェットだ。このウィジェットには最大12件のアプリや機能を設定でき、アイコンをタップするだけで簡単に起動できる。電話番号や画像など、特定のデータをここに設定することはできないが、連絡先データはダイヤルキーの長押しで呼び出せる方法を活用したい。なお、設定できるウィジェットは1画面につき1件で、2〜3画面に同じウィジェットを置くことはできない。
電話やメールをよく使う人には、不在着信ウィジェットが便利だ。電話の不在着信と、新着のSMSとEメールがあると、アイコンに数字がプラスされ、タップすると着信履歴やメールを見られる。
プリセット状態からウィジェットを増やせないのは残念だが、Today画面に最大12個の機能を置けるショートカットウィジェットを使えるだけでも、Samsung WidgetPlusの利用価値はあるといえる。ただ、ショートカットウィジェットに表示されるアイコンはやや小さい感もある。ウィジェットとは別に、Today画面に機能やアプリのショートカットを設置できてもよかったと思う。
「ラージ・インジケータ」にも注目
SC-01Bでは、画面上部のステータスバーをタップすると、バッテリー残量やマナーモード、不在着信などのアイコンが「ラージ・インジケータ」として拡大表示される。このラージ・インジケータ経由でマナーモードの設定や新着メールの確認、バッテリー残量の確認などが可能だ。ショートカットの1つとして覚えておこう。
なお、ラージ・インジケータは「設定」→「システム」→「ラージ・インジケータ」から無効にもできる。
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