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聴覚障害児のイベント参加をiPhoneで支援――ソフトバンクがサポートシステムを無償提供
ソフトバンクモバイルが9月30日まで、聴覚障害者の講義受講をサポートするシステムを無償で提供する。
ソフトバンクモバイルは9月30日まで、同社が提供する聴覚障害者向けサービスを無償提供すると発表した。聴覚障害を持つ子供たちが夏休み中のイベントに参加するのをサポートする。
ソフトバンクモバイルが提供するのは、話し手の言葉を要約し、iPhoneの画面に字幕で表示する「モバイル型遠隔情報保障システム」。このシステムを利用するのに必要な機器やiPhone 3Gを無償で貸与するほか、遠隔地で文字を書き起こす作業を行う第3者団体へのシステム利用料やオペレーションもサポートする。
対象となるのは、文字によるサポートが必要な聴覚障害を持つ小学3年生から高校生までの子供の保護者やイベント主催者。利用を希望する場合は、イベント実施日の10営業日前までに、イベントの日程や場所、概要、利用者の人数などを、問い合わせ窓口あてにメールで送信する。
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