写真で解説する「LUMIX Phone 101P」(試作機)(2/2 ページ)
LUMIX Phone初となるAndroid採用モデル「LUMIX Phone 101P」は、防水、デュアルコアCPU、下り最大21Mbpsの「ULTRA SPEED」、ワンセグやFeliCa、そして1320万画素カメラと、魅力的な要素を薄型ボディにギュっとつめこんだ高機能モデルだ。
写真をとった後の“写真を楽しむ機能”もケータイ版LUMIX Phoneから受け継いでいる。その1つが、サムネイル一覧から写真を簡単にSNSやメールに添付できる「ピクチャジャンプ」機能だ。画面の上下左右にアプリのショートカットや「お気に入り」「削除」といった機能を任意に割り当て、サムネイルをその方向にドラッグするだけでそれらの機能が利用できる。アプリはTwitterやFacebookはもちろんのこと、購入後に自分でダウンロードしたアプリも連携可能だ。
写真に映り込む顔を認識し、人物ごとに写真を分類できるのが特徴の写真ビュワー「ピクチャセレクト」も搭載する。ユーザーが写真の顔に名前をひもづけると、同じ人物とみられる写真を自動的にリストアップしてくれる。
プリセットされたソフトウェアキーボードとしては、同モデルならではの「クイック手書き」が面白い。同機能を設定すると、ソフトウェアキーボードのエリアに2つの大きな手書き入力枠が現れる。この入力枠にひらがなや漢字といった各種の文字を入力すると、端末が文字を認識してテキストデータに変換されていく。会場で試した限りでは認識精度は高く、また、片方の文字を書き終わるともう片方の入力枠がクリアされる仕組みで、サクサクと文字を書いていける。もちろん通常タイプのソフトウェアキー「フィットキー」も搭載している。フィットキーは003Pでも採用されたソフトウェアキーボードで、自分の好みに合わせてキーのサイズや位置を調整できるようになっている。
充実したスペックと省エネ機能
CPUにはTexas Instrumentsの「OMAP4430」を採用。1GHz駆動のデュアルコアCPUで、1GHzシングルコアの「OMAP 3630」を搭載している003Pよりも高速な処理が期待できる。これなら1080pのハイビジョン動画撮影や高負荷のゲームアプリなども快適に楽しめそうだ。ROMは2Gバイト、RAMは1Gバイトを搭載するほか、最大32GバイトのmicroSDカードを外部ストレージとして利用できる。購入時には2GバイトのmicroSDカードが同梱される。
赤外線やFeliCaといった日本向け機能にも対応。ワンセグの視聴や録画も可能だが、ケータイではおなじみのフレーム補間技術「モバイルWスピード」といった独自機能は搭載していない。このほか、DLNA(DTCP-IP対応)による機器連携が可能なのも特徴だ。無線LANを介して、Blu-ray Discレコーダー「DIGA」から動画を取り込むことができる。
バッテリー消費を効率的に抑えるための「エコナビ」機能も搭載し、ウィジェットから簡単に設定できる。ユーザーが画面の明るさやバックライトの消灯時間、Wi-Fiなど通信機能のオン/オフなどを任意に設定でき、登録した「エコモード」のオン/オフをワンタッチで切り替えられるほか、設定したバッテリー残量に応じて自動でエコモードが発動する機能も備える。
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