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Opera、“iPadにふさわしい”WebKit採用ブラウザ「Coast」をリリース

Operaが、(Blinkではなく)WebKitを採用し、iPadのために構築したWebブラウザ「Coast」をApp Storeで公開した。

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 ノルウェーOpera Softwareは9月9日(現地時間)、iPadに最適化したWebブラウザ「Coast」を発表した。日本語を含む18カ国語版が米AppleのApp Storeで公開された。

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Coast(日本語版)の画面

 同社の他のWebブラウザがレンダリングエンジンに米Googleの「Blink」を採用しているのに対し、Coastでは純粋な「WebKit」を採用した。

 画面にはツールバーやボタン類がなく、非常にシンプル。起動ページにはiOSのホーム上のアプリアイコンのようにお気に入りサイトへのショートカットアイコンを配置できる。これらのアイコンはホームのアイコンと同じユーザーインタフェースで移動したり削除したりすることが可能だ。

 デザインはシンプルだがタブを閉じる際などにかなり凝ったアニメーションが表示される(下の動画で見ることができる)。

 Operaのプロジェクト&チームマネジャーを務めるハイブ・クラインハウト氏は、iPadはタッチ操作向けに設計されているのだからiPad向けブラウザにはボタン類は不要だと考え、シンプルでエレガントなiPadのためにデザインした完全に新しいブラウザを構築することを目指したとしている。Coastのサポートページには、“iPadに必須のブラウザ”と表示されている。

 OperaがiPad向けのブラウザを開発していることは今年の1月にPocket-lintが報じていた

 なお、CoastはOpera miniに取って代わるものではなく、Opera miniも並行して提供を続ける。

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