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開発スタッフが語る「GALAXY Note 3」と「GALAXY Gear」世界のユーザーがこれを望んだ(2/2 ページ)

IFA 2013の発表以来、ガジェット好きの気になる一品として注目のサムスン電子最新モデルが目指す世界を本社開発担当が語った。

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母艦あってのGALAXY Gearですから

 サムスン電子韓国本社 無線事業部 NBD Group Designersのイ・ミョンファン氏は、GALAXY Gearの機能概要を説明した。GALAXY Note 3(後日、GALAXY S3やSII、Note IIとも連携する予定)と連動するコンパニオンデバイスとして開発したGALAXY Gearは、単体で利用できる機能も用意した一方で、ほとんどの機能は“母艦”(サムスン電子のスタッフは「メインデバイス」と表現している)と連携して利用することを想定したものと説明する。

 母艦にかかってきた通話をGALAXY Gear側で対応することもできれば、母艦が受信したメールやインスタントメッセージ、SNS投稿など、通知の確認や一部テキストの表示もできる。また、GALAXY Gear側のカメラを利用して撮影した画像や動画データを母艦側に自動で転送できる(設定が必要だが)。さらに、また、電源ボタンを3回連続して押すと事前に登録した3つの連絡先にGPSで取得した位置情報を送信するエマージェンシー機能も備える。

 ミョンファン氏は、IFA 2013で発表したとき、GALAXY Gearに搭載したカメラの位置を批判する意見も多かったが、これは、腕にはめたときにユーザーの正面をレンズで捉えやすくするためのレイアウトと説明している(また、これとは別に、“大きくて厚すぎる”という評価は、充電用のクレードルを実装した展示サンプルを見て述べた誤解と訴えている)。

 GALAXY Gearは、このような母艦との連携を行うための専用アプリを発売時点で約70種類を用意する予定だ。この中にはグローバル共通のアプリもあれば、国ごとに需要の高いアプリも用意する。なお、個人ベースのGALAXY Gear専用アプリの開発環境について、サムスン電子はGALAXY Gear向けのアプリにおいては品質管理をサムスン電子が行うことを考えており、現時点で個人ベースの開発者に開発環境を提供する予定はないという。

サムスン電子韓国本社 無線事業部 NBD Group Designersのイ・ミョンファン氏とGALAXY Gearに導入するユーザーインタフェースの画面遷移。Sボイスに対応した音声操作やそれを応用したテキスト抽出も可能だ。通話機能ではデュアルマイクを搭載したノイズキャンセラー機能も実装する。なお、通話するときのスタイルはこんな感じ

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