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ASUS、Atom搭載スマートフォン「Zenfone」の性能をアピール:2014 International CES(2/2 ページ)
日本ではノートPCとタブレットとPCパーツのベンダーとして知るユーザーが多いが、スマートフォンも全世界に展開する。その新モデルがAtomと搭載して登場した。
次の操作をアドバイスする「Zen UI」
さらにASUSは、スマートフォンとタブレット、2種類の使いかたができる「Padfone」の新モデルとして、4インチ液晶ディスプレイを搭載したスマートフォンと、7インチ液晶ディスプレイを採用したタブレットを組み合わせた「Padfone mini」を発表した。モバイルプロセッサーにはAtom Z2560(最大1.6GHz)を搭載する。背面には、有効800万画素のカメラを内蔵する。価格は249ドルからとなる見通しだ。
Padfone miniは、4インチ液晶ディスプレイを搭載するスマートフォンと、7インチ液晶ディスプレイを搭載するタブレットを組み合わせて従来のPadfoneより小型になった。価格は最小構成で249ドルの予定だ
これらの製品の発表会では、ASUS創業者の1人でもあるジョニー・シー会長が、ZenfoneでAtomプロセッサを採用したことで、競合製品よりもすぐれたパフォーマンスを発揮すると述べ、価格だけでなく、処理性能でも優位性を持つスマートフォンとアピールしている。
ASUSは、これらの新スマートフォン製品の投入にあわせ、独自開発したユーザーインタフェース「ZenUI」も発表している。Androidをより操作しやすく、かつ、ユーザーそれぞれでカスタマイズが可能で、使っているときにこれから行なうべき操作をアドバイスする「Do It Later」機能などを導入した。
米国のAT&Tに対して、4G LTE対応の「Padfone X」を独占供給することを明らかにしたジョニー・シー会長と、AT&Tのジェフ・ブラッドレイ上級副社長(写真=左)。シー会長は、韓国製の8コアプロセッサー採用モデルや、台湾メーカーのクアッドコア採用モデルに比べて、Zenfoneに搭載したAtomのパフォーマンスの優位性をアピールした(写真=中央)。3Dグラフィックス性能では、Atomが、QualcommのMSM8225QやMediatekのMT6589より大幅にパフォーマンスが上だと主張した(写真=右)
ASUS独自のAndroid用ユーザーインタフェースとなる「ZenUI」も発表。200項目以上の機能強化を実現したと説明する(写真=左)。ZenUIのシンプルで分かりやすいアイコンデザイン(写真=中央)。これから行なうべきことを情報表示してくれる「Do It Later」(写真=右)
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