Zenfone 2の「美人エフェクト」はセルフィー時代の思いやり!:使わなきゃ損(2/3 ページ)
自撮りがもっと楽しく美しくなる「Zenfone 2」の「美人エフェクト」。インカメラだけでなくメインカメラでも使えるこの機能を試してみた。
ASUSの現フラッグシップモデルが「ZenFone 2」
まずはZenFone 2とはどんなスマートフォンなのか振り返ってみよう。
ZenFone 2は、ASUS“ZenFone”シリーズの第2世代にあたり、MVNO市場で支持された「ZenFone 5」の後継機にあたるモデルだ。なぜ「5」のあとが「2」なのは不思議だが、前モデルが画面サイズを表していたのに対して、世代を示すように表記が変わったからだという。
搭載する5.5型IPS液晶の解像度は1920×1080ピクセルのフルHD。プラットフォームはAndroid 5.0で、本体サイズは約152.2(高さ)×77.2(幅)×約10.9(奥行き)、重量は約170グラムだ。プロセッサはIntel Atom Z3580で、今回はメモリが4Gバイト、ストレージが32Gバイトのモデルを使った。バッテリー容量は3000mAhだ。
使ってみるとお世辞抜きで持ちやすく、見やすく、快適に操作できる。レスポンスも非常にいい。今話題の陣取りゲーム「Ingress」が快適に動作し、プレイに集中できるレベルといえば、その使い心地が分かるかもしれない。Ingressは端末負荷が高いゲームでもあるからだ。
当然のことながら同社のスマートウォッチである「ZenWatch」との相性も抜群で、画面をタップするだけで電源オンからロック解除まで行えるなど非常に楽だ。使っていると余計なキャッシュファイルを削除するように促されたり、端末の負荷が高まってくるとメモリを整理するようアラートが表示されたりと、かゆいところに手が届く仕様も魅力となっている。
多彩なモードで撮影を楽しめるアウトカメラ機能
そんなZenFone 2のカメラ機能はなかなか多彩だ。画面左下のメニューからさまざまなモードを選べるのだが、「オート」でもホワイトバランス、ISO感度、明るさを逐次調整することができる。ある程度お任せしつつ、気になるところをちょっと修正して、好みの絵にすることができるのだ。
「マニュアル撮影」はさらに芸が細かい。起動すると水準器が画面内に現れ、ピント、シャッタースピード(2〜500)、ISO感度(50〜800)、露出(−2〜+2)、ホワイトバランス(2500〜6500K)の調整で、デジタル一眼のマニュアルモードさながらである。ユーザーインタフェースも分かりやすく、設定内容が画面右上に表示されるので、確認もしやすい。
このほか、HDRはもちろんのこと、2枚の写真を合成して背景ボケのある写真が撮れる「単焦点」や、アウトカメラを使った「自分撮り」、「ミニチュア」撮影機能、過去にさかのぼれる「タイムシフト撮影」など、使いごたえのある機能が満載だ。
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