鮮やか・くっきり・麗しい――「Galaxy S7 edge」のカメラをあれこれ試す:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/5 ページ)
サムスン電子の「Galaxy S7 edge」は今までのGalaxyシリーズと比べてカメラ機能がとても良くなっている。いろいろ撮りつつ確かめてみよう。
料理でチェック
スマホカメラに料理は欠かせない。というわけで、暗い店内でとろろそば、明るめの店内でポークソテー&アジフライ(なんか謎の組み合わせだけど、謎な店なのでそれでいいのだ)の2点をそれぞれ撮り比べ。
料理写真って一口にいうけれど、店内の照明環境で写りは全然変わるのでなかなか難しいのである。
まずはとろろそばから。あまりフォトジェニックじゃない自然薯(じねんじょ)を使ったとろろそばをどう撮るか。
どうもS7 edgeよりもiPhone 6s Plusの方が手ブレ補正が強力なようだ。シャッタースピードが遅いiPhone 6s Plusの方がブレが少なかった。色は、6s Plusの方が見た印象に近かった。
次はポークソテー&アジフライの皿を撮り比べ。
色はどちらも悪くないけれど、6s Plusの方が色がしっかり出ていて肉眼での印象に近い感がある。皿の色を見るとわかるけど、S7 Edgeはホワイトバランスを合わせすぎたのかもしれない。
ではここでS7 edgeの「食事モード」で撮り直してみよう。Galaxy S7 edgeはさまざまな撮影モードを持っているのだが、独立した「食事モード」っていうものがあるのだ。
オートで撮ったものとはえらい違い。背景のボケが大きくなり、全体に彩度が上がって色のノリが良くなったのであった。
夜景でチェック
撮り比べの最後は夜景。JR新橋駅前のライトアップされたSLを被写体に。
スペック的にはS7 edgeの方が暗いシーンに強いのだが、ある程度までの暗さであれば、「ギリギリまでISO感度を上げずにシャッタースピードを落として対処する」ため、6s Plusでも結果としてけっこうきれいに写る。
つまるところ、Galaxy S7 edgeのカメラ性能は、スマホとしては業界トップといって過言じゃないということだ。
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