ついに発表! 「Galaxy S8」「Galaxy S8+」の気になる点を写真でチェック(2/3 ページ)
ついに登場した「Galaxy S8」「Galaxy S8+」。Infinity Displayの採用など、いろいろと目を見張る点は多い。さっそく写真で気になるポイントをチェックしていこう。
インテリジェントを持ったUI「Bixby(ビックスビー)」
Galaxy S8/S8+では、従来のオリジナルホームアプリを刷新し、新しく搭載した「Bixby(ビックスビー)」と呼ばれるAI(人工知能)を活用したインテリジェントユーザーインタフェース(UI)を統合している。
このUIは「Voice」「Vision」「Reminder」「Home」の大きく4機能から構成される。Voiceはユーザーが音声、タッチ操作、または文字入力した自然言語を認識し、いろいろな機能を起動できる。Visionは画像認識機能を活用して、カメラで撮影した被写体に関する情報を検索してくれる機能だ。Reminderは、ユーザーの日常行動や状況に応じて端末機能の設定を促したり通知を出したりする。そしてHomeは、先述の3機能を呼び出すようなポータル的な役割を果たしている。
Bixbyは「通話」「カメラ」「ギャラリー」「端末設定」や「メッセージ」を含むSamsung純正アプリの一部で利用可能で、以下のいずれかの方法で呼び出せる。
- 端末左側面の「Bixbyキー」を押す
- 標準ホーム画面を一番右までスワイプする
- ホーム画面上に配置した「Bixbyウィジェット」をタップする
- 端末に「Bixby」と話しかける
なお、音声認識については発売当初はアメリカ式の英語・スペイン語と韓国語に対応する。また、一部サービスは米国、イギリスや韓国を含む11カ国を皮切りに順次提供を開始する。
「虹彩」「指紋」「顔」で認証可能
Galaxy S8/S8+は、従来の指紋認証に加えて虹彩認証に対応している。
虹彩認証の仕組みは富士通コネクテッドテクノロジーズ(旧:富士通)がarrowsブランドのAndroidスマートフォン・タブレットの一部機種に搭載している「Iris Passport」と同じで、虹彩認証に関わるユーザーインタフェース(UI)もIris Passportと似ている。虹彩認証用の赤外線カメラと赤外線ライトは画面上部に付いている。
虹彩認証は富士通コネクテッドテクノロジーズのarrowsシリーズ(右)のIris Passportと同じ仕組み。注意書きの言い回しなど細かい点は異なるが、Iris Passportに慣れていれば登録から利用まで違和感なく行える
先述の通り、S8/S8+はナビゲーションキーが画面内表示となった。それに伴い、指紋認証用のセンサーは本体背面のアウトカメラ右側に移設された。左手または右手の人差し指を使うことを前提にした位置設定となっている。
これらの生体認証を利用した新要素として、S8/S8+ではWebブラウザなどで入力したユーザー情報を保存する「Samsung Pass」を搭載している。保存したユーザーIDやパスワードは、Samsung独自のセキュリティ機能「Samsung Knox(ノックス)」用に設けられたOS・ユーザー用のストレージとは別のデータ領域に保存される。
なお、S8/S8+はインカメラを使った顔認証にも対応している。ただし、登録時の注意書きにも出るが、一般的なAndroid端末で使える認証方法(パターン、PIN、パスワード)よりも安全性に劣るので、利用する場合はよく注意しよう。
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