なぞって操作できるコントロールパッドを搭載 「V401D」:懐かしのケータイギャラリー
感圧式タッチパッドを本体側面に備え、指でなぞってメニューなどのスクロールや、設定した機能の起動ができる「V401D」。開閉に連動してカメラのオン・オフができるスライド式のレンズカバーを採用するなど、カメラ機能にもこだわったケータイでした。
ITmedia Mobile編集部で発掘された、思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、ボーダフォン(現ソフトバンク)の三菱電機製「V401D」です。
V401Dは、ボーダフォンの三菱電機製端末として初めてQVGA(240×320ピクセル)液晶とメガピクセルカメラを搭載した製品です。
最大の特徴は、本体側面に細長く配置された感圧式のタッチパッド「コントロールパッド」。指でなぞることで、メニューなどのスクロールやカメラのズーム操作、写真の拡大縮小、動画の早送り巻き戻しなどが行えます。ショートカットとしても機能し、特定のなぞり方をすると設定した機能を起動できます。
10種類のなぞり方がプリセットされていて、それぞれに任意の機能を割り当てできます。電話番号やメールアドレスも設定することができ、なぞって発話ボタンを押すだけで電話をかけたり、メールアドレスが入力されたメール作成画面を表示したりできます。
カメラは有効100万画素のスーパーCCDハニカムを採用しており、200万画素で記録できます。レンズを保護するスライド式のカバーを備えていて、カバーを開くとカメラが起動、1.3型のサブディスプレイをファインダーとして閉じたまま撮影できます。
2軸の加速センサーを備えているのも特徴で、横撮り・縦撮りを検知して、撮影した写真を表示したときに自動で自然な向きに表示してくれます。撮影時には、手ブレを防ぐ「手ぶれ感知モード」に利用されていて、端末の揺れを感知している間はシャッターが下りないように設定できます。
「V401D」の主な仕様
- 発売日:2004年6月23日
- キャリア:ボーダフォン(現ソフトバンク)
- メーカー:三菱電機
- サイズ:約49(幅)×103(高さ)×24(奥行き)mm
- 重量:約112g
- メインディスプレイ:2.2型(240×320ピクセル)TFT液晶 262,144色
- サブディスプレイ:1.3型(120×160ピクセル)TFT液晶 65,536色
- アウトカメラ:有効100万画素スーパーCCDハニカム(記録200万画素)
- ボディーカラー:サイバーグリーン、サムライレッド、メタルシルバー
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