連載
2軸回転に大画面 FMラジオ(録音対応)付きのWINケータイ「W21SA」:懐かしのケータイギャラリー
BREWアプリに初対応したWINケータイの1つとして登場した「W21SA」は、auでは初めて2軸回転ボディーを採用した製品です。録音機能に対応したFMラジオや、写真やムービーをテレビに映して楽しめるエンタメ系ケータイでした。
ITmedia Mobile編集部で発掘された、思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、au(KDDI・沖縄セルラー電話)の三洋電機(現・京セラ)製ケータイ「W21SA」です。
W21SAは、以前紹介した「W21S」と同じ「WIN W2xシリーズ」の1つで、auケータイとしては初めて2軸回転ボディーを採用した端末です。
当時としてはau最大級の2.4型ディスプレイを搭載。ディスプレイを表に出した「フロントスタイル」では、「EZナビウォーク」で地図を確認するのはもちろん、メールを読んだり、通話したりもできました。
FMラジオチューナーを内蔵していて、「EZ・FM」でラジオを聴きつつ各放送局のサイトにアクセスしたり、放送中の楽曲をダウンロードできる着うた配信サイトにアクセスしたりもできました。W21SAでは、新たにラジオの「録音」にも対応し、内蔵メモリに最大約40分間録音できました。
付属のケーブルでテレビとつないで、撮影した写真やムービーをテレビに映すことができる機能も備えています。当時もテレビ出力ができる機種はいくつかありましたが、W21SAではカメラ撮影撮影中も画面出力可能で、撮影される側がテレビでどう「写ろうとしているか」確認することもできました。
「W21SA」の主な仕様
- 発売日:2004年8月12日
- キャリア:au
- メーカー:三洋電機
- サイズ:約50(幅)×102(高さ)×25(奥行き)mm
- 重量:約139g
- メインディスプレイ:2.4型(240×320ピクセル)TFT液晶 26万色
- アウトカメラ:有効約200万画素CCD
- ボディーカラー:ゼロホワイト、カスタムブラック、ソリッドミント
関連記事
- 「ほぼ全部入り」 回転2軸ヒンジの「W21SA」
海外で使えないことを除けば“ほぼ全部入り”なのが三洋製「W21SA」。au初の回転2軸ヒンジの採用も目をひく。 - 全部入りの「W21SA」、“この機能”が面白い
AF機構付きの200万画素カメラ、マスストレージ対応のUSB、撮った写真やムービーのテレビ出力、録音機能付きFMラジオ、電子コンパス付きのEZナビウォーク、ICレコーダー、英和/和英辞書──。“これでもか”といわんばかりに機能が詰まっているのが「W21SA」だ。そんなW21SAのユニークな機能をピックアップしてみた。 - 「ガンプラ」も付属! ガンダムの世界観を詰め込んだ「945SH G Ver.GP 30th」
機動戦士ガンダムに登場する「RX-78-2ガンダム」をモチーフにした外観とコンテンツを持つ「945SH G Ver.GP 30th」。付属品としてガンプラまで付いてくる、正真正銘の「ガンプラケータイ」でした。 - 回転2軸に日本向けUIを採用した「Vodafone 902T」
- BREWアプリ対応のジョグダイヤル付きWINケータイ「W21S」
ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(現・ソニーモバイルコミュニケーションズ)の「W21S」は、BREWアプリに初対応したWINケータイの1つです。同社独自のジョグダイヤルを持つケータイとして、根強い人気を誇りました。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.