連載
カールツァイスレンズ搭載 見た目もデジカメな「705NK」(懐かしのケータイ)
ノキアらしいストレートボディの「SoftBank 705NK」。カールツァイスレンズを採用し、スライド式レンズカバーやISO感度設定など、見た目も機能もデジカメに近いケータイでした。
ITmedia Mobile編集部で発掘された、思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、ソフトバンクモバイル(現・ソフトバンク)のノキア製ケータイ「SoftBank 705NK」です。
705NKは320万画素のカメラにドイツのカールツァイス(Carl Zeiss)製のレンズを採用したストレート端末で、ソフトバンク端末としては初めてGSMの4バンド(850/900/1800/1900MHz帯)に対応した端末です。
背面のスライド式レンズカバーを開くとカメラが起動したり、シャッターは側面のシャッターキーだけで切れたり、ISO感度の設定ができたりと、外観も機能もデジカメ色の強い製品でした。
国際ローミングでは通信事業者の自動選択機能を備え、渡航先でも特に設定を変更することなく利用できました。また、海外でも利用可能なFMラジオチューナーも搭載していました。
OSには「Symbian OS S60 3rd Edition」を採用。フルブラウザアプリ「Nokia Web Browser」でPCサイトを閲覧したり、ドキュメントビューアーアプリでWordやExcelなどのOfficeファイルを確認したりできました。また、Symbian認定のアプリをインストールして機能を拡張することができ、スマホとしての機能も備えていました。
「705NK」の主な仕様
- 発売日:2007年1月13日
- キャリア:ソフトバンクモバイル
- メーカー:Nokia
- サイズ:約49(幅)×110(高さ)×19(奥行き)mm
- 重量:約116g
- メインディスプレイ:2.4型(320×240ピクセル)TFT液晶 26万色
- アウトカメラ:有効約320万画素CMOS
- インカメラ:有効約30万画素CMOS
- ボディーカラー:ディーププラム、ライトサンド、メタリックレッド、コーラルピンク
関連記事
- ストレート型ボディにカールツァイスのレンズ──「705NK」
ノキアの「705NK」は、海外モデルの「N73」がベースの3G携帯。320万画素のCMOSカメラにはカールツァイスのレンズを採用し、赤目防止機能付きのフラッシュも装備した。 - 簡単に撮れて、きれいに残せて、すぐ感動をシェアできる──ノキア、「705NK」をアピール
ノキア・ジャパンが記者懇親会で、12月に発売予定の「705NK」を披露。ケータイカメラに求められる使いやすさを徹底的に追及したモデルであることをアピールした。 - 待ち受けキャラが大人気! 「ペンギンケータイ」と呼ばれた「W41CA」(懐かしのケータイ)
合計29週に渡って売上ランキングの首位を獲得し、2006年に最も売れたauケータイとなった「W41CA」。待ち受け画面などに登場するペンギンのキャラが人気となり「ペンギンケータイ」とも呼ばれました。 - 日本でNokiaが熱かったころ 2004年の“スマートフォン”「702NK」
- どのケータイよりもデジカメらしい。使っていて楽しい──「705NK」
今まで海外メーカー製の端末のカメラ機能は“今ひとつ”なことが多かったが、時代は進んだ。ノキア製「705NK」はそう思えるほどのカメラ機能を備えたようだ。その使い勝手はどうか、写りはどうか。早速チェックしていこう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.