“ライカ品質”の差はどれだけある? Huawei「Mate 10 Pro」と「Mate 10 lite」で撮り比べ:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/4 ページ)
日本で発売されているHuaweiのMate 10シリーズは、フラグシップの「Pro」とミッドレンジの「lite」の2種類がある。どちらも背面にはデュアルカメラを搭載しているが、画質はどれだけ違うのだろうか。さまざまなシーンで撮り比べてみた。
室内や夜の撮影でMate 10 Proの底力が出る
続いて室内の写真。ちょっと暗めの室内である。木の実のアイスを乗せたクルミドケーキドアイス。
これも拡大して見てみよう。
一目瞭然すぎ。Proの写真は文句なし。liteの方はISO感度が上がったため、ざらつきが出ている上にシャッタースピードも遅めで手ブレしている。手ブレしないように撮れよ、といわれたらそれまでだが、レンズがF2.2と暗く、光学式手ブレ補正を搭載していない点を強調してみたってことでご容赦を。
ついでにいえば、ホワイトバランスの合わせ方も違う。
Proの方が白いお皿が白く出ている。liteはやや室内の照明に引っ張られやすい傾向がある。上の例だとProの方が明るくおいしそうだが、シチュエーションによってはProの方がおいしそうに撮れることがあるので一概にはいえないかな。
例えばこうなることもあるのだ。色の差が分かればいいので、ここは比較サムネイルで。
Proの方がリアルな色だけど、liteの方が赤みがかかっていてシャドー部も持ち上がっていておいしそうに感じる。なかなかカメラの画作りは難しいのである。ちなみに、Proの方はAIさんが働いて料理だと認識されていました。AIは改善の余地があるかも。
続いて夜の写真。きれいな夜景というよりは「夜」の写真なのでけっこう暗い。
暗い場所になるとカメラの基本性能の差が出る。
結論:明るいレンズ、手ブレ補正、ちょっと大きめのセンサーってことで暗所ではMate 10 Proの圧勝
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