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一足先に黄金体験! 写真で解説するジョジョスマホ「JOJO L-02K」(1/3 ページ)

3月の発売を予定しているジョジョスマホ。実機を一足早く見せてもらったので、外観とソフトウェアの注目ポイントをお伝えする。ドコモのジョジョスマホの開発力はァァァァァァァァアアア 世界一ィィィイイイイ!

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 2018年3月の発売を予定しているドコモの“ジョジョスマホ”こと「JOJO L-02K」は、「ジョジョの奇妙な冒険」の連載30周年を記念したモデル。2012年に発売した「L-06D JOJO」同様、オリジナルコンテンツが豊富にちりばめられた、ファン垂ぜんの一台に仕上がっている。

JOJO L-02K
ドコモの「JOJO L-02K」。描き下ろしの壁紙を内蔵
JOJO L-02K
背面に描かれている「ゴールド・エクスペリエンス」

 しかしドコモの2017年冬-2018年春モデル発表会で披露された実機は、画面すら点灯しない状態で中身は全く見られなかった。2017年12月にオープンした特設サイトで、ようやく壁紙やコンテンツなどの詳細が判明したが、実機はどんな感じなのだろう。

 ……ということで、ドコモの担当者に取材しつつ、ジョジョに……もとい徐々に完成品に近づきつつある実機を触らせてもらった。インタビューに大半の時間を割き、ぬアアアめるよォオオオオにィィィィ見るまでは至らなかったが、可能な範囲で外観と中身を写真に記録した。インタビューは鋭意制作中なのでこうご期待。

 JOJO L-02KのベースモデルはLGエレクトロニクスの「V30+ L-01K」で、ハードウェアはほぼ共通している。約75(幅)×152(高さ)×7.4(奥行き)mmのボディーに約6型の有機ELを搭載。本体は丸みを帯びていて角もそがれているため、この世のどんなことよりも(手に)優しい。

JOJO L-02K
ディスプレイのアスペクト比は18:9。片手でも違和感なく持てるサイズ感だ
JOJO L-02K
側面が丸みを帯びているので持ちやすい

計算され尽くした背面のゴールド・エクスペリエンス

 カラーは「JOJO White」1色で、背面のガラスは光沢仕上げになっていて上質感がある。背面には第5部の主人公、ジョルノ・ジョバァーナのスタンド「ゴールド・エクスペリエンス(黄金体験)」が描かれており、スタンドの頭上にはジョルノがブローチとして身に付けていた「てんとう虫」が、周囲には王冠のようなアイテムがあり、高級オブジェのような雰囲気を醸し出している。

JOJO L-02K
前モデルの「L-06D JOJO」と比較。イラストのレイアウトが異なる

 このイラストのレイアウトにも注目したい。背面のデュアルカメラと指紋センサーは、ちょうど本体の中央に配置されているが、ゴールド・エクスペリエンスのイラストも上記のパーツに合わせてほぼ左右対称になるよう描かれている。荒木飛呂彦先生が、パーツとの位置関係を綿密に計算してイラストを描いたことが分かる。思わず「ああ! う…美しすぎます!」とため息をつかずにはいられない。

 カメラと指紋センサーの間にある「docomo」ロゴは、思い切ってなくしても良かったと思うが……。「ザ・ハンド」(第4部、虹村億泰の空間を削り取るスタンド)を使えたら削り取っていただろう。

JOJO L-02K
背面の中央に線を加えると、イラストがすっぱりと2等分される

描き下ろし壁紙に込められたメッセージ

 描き下ろしの壁紙には、ジョルノ・ジョバァーナが遠くを見つめ、その横にブチャラディとトリッシュがたたずむ様子が描かれている。ゴールド・エクスペリエンスが中心にある背景をよく見ると、5部の仲間のスタンドがデフォルメされた形で描かれている。左からトリッシュの「スパイス・ガール」、ミスタの「セックス・ピストルズ」、ナランチャの「エアロスミス」、アバッキオの「ムーディー・ブルース」、ブチャラディの「スティッキーフィンガーズ」を確認できる。物語で途中離脱したフーゴの「パープルズ・ヘイズ」は残念ながら見当たらない。

JOJO L-02K
背景に第5部のスタンドがちりばめられている(あえて印は付けないので、探してみてください)。そして背景のオブジェをよく見ると……

 壁紙の背景には、曲線を描いた植物と柱が左右対称に並び、その中央にゴールド・エクスペリエンスがアイコンのように配置されている。これ、目を凝らすと植物が「G」、柱が「I」、ゴールド・エクスペリエンスが「O」に見える。つなげると「G」「I」「O」「G」「I」「O」……GIOGIO(ジョジョ)! ん、ジョジョの英語表記は「JOJO」でしょ? いや、第5部だけイタリア語で「GIOGIO」表記だったので「ジョジョ」で問題なし。何とも味わい深いイラストだ。

 ところで、L-06D JOJOには荒木先生のサインが背面に書かれていたが、JOJO L-02Kにはなし。残念……と落胆したところで見せてもらったパッケージの側面に「JOJO L-02K 荒木飛呂彦」のサインが! 背面のレイアウトを崩さないための配慮だと思われる。そして心なしか、パッケージに書かれたサインの方が“直筆感”が増しているように感じられて趣がある。

JOJO L-02K
シンプルで小さなパッケージ
JOJO L-02K
側面に荒木飛呂彦先生のサインが

 パッケージも壁紙と同じイラストが描かれているが、側面を見ると、壁紙ではトリミングされていたトリッシュの脚やブチャラディの膝がしっかり描かれているので、見比べてみると面白い。

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