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シリーズ最後のPHS端末「HONEY BEE 5」(懐かしのケータイ)
2台目需要を狙ったシンプル機能とポップなカラーが人気のHONEY BEEシリーズ。HONEY BEE 5では、新たに防水性能や、スマホの子機として利用できる機能などが追加されました。
思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、ウィルコム(現・ソフトバンク、ウィルコム沖縄)の京セラ製PHS「HONEY BEE 5」(WX07K)です。
HONEY BEE 5は、コンパクトなボディにポップなカラーバリエーションを揃えたHONEY BEEシリーズの7機種目となった製品です。
7機種目なのに「5」となったのは、シリーズ唯一の折り畳み型モデル「HONEY BEE BOX」と、ソフトバンクモバイル向けに提供されたAndroidスマートフォン「HONEY BEE 101K」が派生モデルとの位置づけで販売されたためで、正統進化モデルとしては「5番目」ということになります。
HONEY BEEシリーズのPHS端末としては初めて防水(IPX5/IPX7)とBluetoothに対応しています。
「2台目の端末」を想定して開発されてきたシリーズでしたが、1台目となる端末がフィーチャーフォンからスマートフォンに移り変わってきたことからHONEY BEE 5ではスマホとの連携機能を強化。Bluetooth機能を利用して、スマホにかかってきた電話にHONEY BEE 5で応答できるほか、メール着信の通知などが確認できるようになっています。
時代の流れに合わせ機能を進化させてきたHONEY BEEシリーズでしたが、HONEY BEE 5がPHS端末としては最後の製品になっています。
(機材協力:携帯市場)
「HONEY BEE 5」(WX07K)の主な仕様
- 発売日:2012年11月15日
- キャリア:ウィルコム
- メーカー:京セラ
- サイズ:約42(幅)×126.5(高さ)×10.9(奥行き)mm
- 重量:約78g
- メインディスプレイ:2型(240×320ピクセル)IPS液晶 26万色
- アウトカメラ:有効約31万画素CMOS
- インカメラ:有効約31万画素CMOS
- ボディーカラー:ブルー&イエロー、イエロー&オレンジ、ピンク&ピンク、バイオレット&ピンク、グリーン&パープル、ブルー&レッド、ホワイト&ホワイト、ブラック&ブラウン
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