Vivo、切り欠きなしで画面占有率91%超、ポップアップカメラの「NEX」
中国Vivoが6.59型(アスペクト比19.3:9)のフラグシップ端末「Vivo NEX」を発表した。ベゼルレス(画面占有率91.24%)を実現するために、フロントカメラをポップアップ式にし、指紋認証センサーとスピーカーは画面内に設置した。
中国Vivoは6月12日(現地時間)、新フラグシップ端末「Vivo NEX」を発表した。はやりの「切り欠き」なしで画面占有率91.24%を実現したベゼルレス端末だ。中国で23日に発売する。予約限定価格は3898元(約6万7000円)から。
ベゼルレスにするために、フロントカメラを本体上部にポップアップ式にして設置した。また、指紋認証センサーを「vivo X20Plus UD」と同様にディスプレイ内に設置した。
さらに、新技術「Screen SoundCasting Technology」により、画面をスピーカーにした。Vivoによると、新スピーカーの音質は従来より低音が強くなり、聞きやすいという。
この他の主なスペックは、ディスプレイは6.59型Super AMOLED(1080×2316ピクセル、アスペクト比19.3:9)、プロセッサは米QualcommのSnapdragon 845、GPUはAdreno 630、メモリは8GB、ストレージは128GB(microSDスロットはなし)、カメラはリアは1200万画素と500万画素のデュアル、ポップアップするフロントは800万画素。AI(人工知能)機能によって高品質の撮影が可能という。バッテリーは4000mAh。
OSはAndroid 8.1ベースの「Funtouch 4.0」を搭載する。サイズは162×77×8mm、重さは199g、色は黒と赤の2色。
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