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「ギガ時代」を迎える通信速度 上りも「100Mbps」超に:5分で知るモバイルデータ通信活用術(3/3 ページ)
キャリアアグリゲーション(CA)の導入や変調方式の変更によって、モバイル通信の理論上の最高速度がどんんどん上がっています。特に下り通信(受信)の理論上の最高速度は1Gbps(128MB/秒)に迫り、光回線並みの速度になりました。
遅れていた九州地方の「WiMAX 2+」高速化が大きく進展
以前の連載でも触れた通り、九州地方はUQコミュニケーションズの「WiMAX 2+」サービスの通信高速化が遅れていました。
しかし、5月末時点のエリアマップを見てみると、九州地方の下り最大440Mbps・上り最大30Mbps対応が大きく進展したことが分かりました。
例えば福岡市とその周辺をみてみると、ほぼ全域が下り最大440Mbpsエリアを示すピンク色になりました。他県の県庁所在地や北九州市も同様です。
唯一、大分県の一部に非対応のエリアが広めに残っているものの、九州地方におけるWiMAX 2+の高速化は大きく進んだといえます。
高速化非対応エリアで通信すると、特に「上り通信の力不足」を感じることが多くあります。
今回高速化エリアが広がったことで、九州地方における「力不足感」は大きく改善されたはず。出張などで同地方を訪れるユーザーはもちろん、九州に在住するWiMAX 2+ユーザーにも朗報と言えそうです。
ただ、「高速で容量・通信制限が緩い」というWiMAX 2+サービスのメリットは、ドコモやauの「ほぼ下り1Gbps」通信サービスの開始によって若干薄れたような気もします。より高速なサービスの登場も楽しみにしたいところです。
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