ソフトバンクがAndroid版「+メッセージ」アプリの配信を再開 「SoftBankメール」とは別アプリに:アイコンも変更
ソフトバンクのAndroid端末向け「+メッセージ」アプリの配信が再開された。「SoftBankメール」のバージョンアップとして配信された旧アプリを利用している人も対応が必要となる。
ソフトバンクは6月28日、同社のAndroid端末用「+メッセージ」アプリの配信を再開した。SMS(ショートメッセージ)やS!メール(MMS:マルチメディアメッセージ)の送信を担ってきた「SoftBankメール」とは別アプリとしてGoogle Playからダウンロードできる。
- →新しい「+メッセージ」アプリ(Google Play)
新アプリへの移行
新アプリはアイコン下部にSoftBankロゴが入ったこと以外は旧アプリと同じ機能を備えている。一方、SoftBankメールの「バージョンアップ」として提供された旧アプリは、今回のアプリ分離措置を受けてSoftBankメールに“戻された”。
- →「SoftBankメール」アプリ(旧+メッセージアプリ)(Google Play)
よって、旧アプリを利用しているユーザーも+メッセージを継続利用するには新アプリへの移行が必要となる。移行に関する注意点は以下の通り。
旧アプリで+メッセージを利用中の場合(「Xperia XZ2」を除く)
新アプリに移行する前に、旧アプリでデータをバックアップする必要がある。バックアップデータは内蔵ストレージ、microSD、SoftBankサーバ(保管期限:30日)のいずれかに保存できる。
バックアップを取った後、旧アプリをアンインストールし、新アプリをインストールしてからデータの復元を行う。
手順の詳細や注意点は、Webサイトで確認できる。
「Xperia XZ2」を利用中の場合
「Xperia XZ2」には、旧アプリが標準のSMS・S!メールアプリとしてプリインストールされている。
基本的な移行手順は「旧アプリで+メッセージを利用中の場合」と同様だが、アプリを「アンインストール」する代わりに「無効化」する作業が必要となる。これは同機種において旧アプリがシステムアプリ(削除できないアプリ)とされているためだ。
アプリの無効化手順など、詳細はWebサイトで確認できる。
「SoftBankメール」に戻したい場合
SMSやS!メールの送受信をSoftBankメールアプリに戻したい場合は、「あんしんバックアップ」アプリでSMS・S!メールのデータをバックアップする必要がある。この際、+メッセージとしてやりとりしたデータは移行できない。
バックアップ完了後、Google Play上のSoftBankメールページを開いてアンインストールした直後に更新すると、SoftBankメールアプリが「復活」する。その後、あんしんバックアップアプリからバックアップデータを復元する。
手順の詳細や注意点は、Webサイトで確認できる。
+メッセージを新しく始める場合
これから+メッセージアプリを使い始める場合は、SoftBankメールアプリでSMSやS!メールのバックアップを取り、そのデータを新アプリで復元する。
手順の詳細や注意点は、Webサイトで確認できる。
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