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iPhone X、まさかの1年足らずでラインアップから姿を消す

有機ELディスプレイの供給不足?

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 2018年のiPhone新機種、「iPhone XS/XS Max/XR」の登場とともに、2017年9月に登場した「iPhone X」が、公式オンラインストアから姿を消した。


公式オンラインストアから姿を消した「iPhone X」

 Appleの公式サイトを見ると、「iPhone」のラインアップは「XS(XS Max)/XR/8(8 Plus)/7(7 Plus)」となっており、iPhone Xの他、「iPhone SE」「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」がオンラインストアから消えている。


9月13日現在のオンラインストアのラインアップ

 同サイトのモデル比較の機種一覧からこれらの機種を選ぶことはできるが、「Apple製品取扱店で購入できます」と書かれているだけで購入に進むことができない。

 iPhone 6s/6s Plus/SEは2015年9月〜2016年3月に発表された機種であるため、約3年前のスペックとなればラインアップから消えていくのもうなずけるが、iPhone Xは2017年9月に発表、同年11月に発売と、世に出てから1年も経過していない。

 iPhone Xは、Appleの2018年第2四半期(1〜3月)決算に貢献。ティム・クックCEOは業績発表後の電話会見で、「iPhone Xは同四半期を通じて、他のiPhoneより選ばれた。2014年のiPhone 6から複数モデル展開にしているが、ハイエンドモデルが一番人気モデルにもなったのはこれが初めてだ」と語っていた。

 iPhone Xの上位互換機となるのはiPhone XS。これまで、例えばiPhone 8と7などの互換機種でも同時に販売を続けていたAppleだが、わずか1年足らずで販売をやめるのはどのような事情だろうか。

 Appleは12日(現地時間)に行ったイベントの中で本件について触れなかったが、例えば有機ELディスプレイの部材を同じ5.8型であるiPhone XSに優先的に供給する関係で、X向けの部材を確保できないなどの理由があるのかもしれない。

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