ドコモの「ワンナンバーサービス」がAndroidスマホでも利用可能に 専用周辺機器「ワンナンバーフォン」が登場
スマートフォンの携帯電話番号をアクセサリ端末(子機)と共有できるNTTドコモの「ワンナンバーサービス」が、Androidスマートフォンにも対応する。子機「ワンナンバーフォン」を購入した上で、スマホに専用アプリをインストールしてセットアップすることで使える。
NTTドコモは10月下旬、スマートフォンの携帯電話番号をアクセサリ機器と共有できる「ワンナンバーサービス」(月額500円)をAndroid 8.0以降を搭載するドコモスマートフォンでも利用できるようにする。利用には、新発売するZTE製周辺機器「ワンナンバーフォン ON 01」が必要となる。
(記事中の価格は特記のない限り税別)
ワンナンバーフォン ON 01
ワンナンバーフォン ON 01は、ケータイ風のテンキーと1.54型モノクロ有機ELディスプレイを搭載するeSIM搭載端末。あくまでもワンナンバーサービス用の“周辺機器”という位置付けなので、通常の携帯電話としての契約には対応しない。ドコモオンラインショップにおける販売価格は9720円(税込)となる。
バッテリー容量は548mAhで、連続待ち受け時間はXi(LTE)エリアでは約155時間、FOMA(W-CDMA)エリアでは約160時間となる。XiエリアではVoLTEのHD通話にも対応する。充電は本体下部にあるMicro USB端子を経由して行う。本体下部にはストラップホールも備えている。
Androidスマートフォンでの利用方法
ON 01を利用する際は、親機となるAndroidスマホに専用アプリをインストールする。ワンナンバーサービスはこのアプリを介して契約する。
契約後、Bluetooth経由でeSIMに通信に必要な情報が書き込まれると、それ以降は手元にスマホがなくてもスマホに入ったSIMカードと同じ電話番号で通話やSMS(ショートメッセージ)の送受信ができる。ただし、親子間で電話の発信履歴や送信SMSを共有することはできない。
なお、ワンナンバーフォンでワンナンバーサービスを利用する場合、電話帳に登録した特定の連絡先についてワンナンバーフォンだけで着信させる「プライオリティ着信」機能を利用できる。
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