背面に有機ELの2画面スマートフォン「Nubia X」登場
中国Nubiaが前面は液晶、背面は有機ELの2画面スマートフォン「Nubia X」を発表した。カメラは背面にしかなく、自撮りは背面ディスプレイを見ながら撮影する。前面にはカメラがないので切り欠きもなく、画面占有率は93.6%。
中国Nubiaは10月31日(現地時間)、背面に有機ELディスプレイを搭載する2画面ハイエンドスマートフォン「Nubia X」を発表した。11月5日に中国で発売する。価格は3299元(約5万3500円)から。
メインディスプレイは6.26型(2280×1080ピクセル、アスペクト比19:9)の液晶で、画面占有率93.6%のほぼベゼルレス。切り欠きも、“あご”もない。背面の有機ELは5.1型(1520×720ピクセル、19:9)で、常時表示画面(AOD)として時計やお気に入りの画像を表示しておくことも可能だ。
背面ディスプレイが本領を発揮するのは、セルフィー撮影(自撮り)だろう。カメラは背面にしかないが、背面ディスプレイを見ながら自撮りできる。この発想により、インカメラを不要にし、切り欠きなしのほぼベゼルレス画面を実現した。カメラは1600万画素と2400万画素のデュアルで、ボケも可能。
画面の切り替えは、ひっくり返せばセンサーで切り替えられる他、両サイドにある指紋認証スイッチを同時に押すことでも可能だ。アスペクト比が同じなので、背面は少し小さくはなるがメインディスプレイと同様に画面を表示できる。背面ディスプレイもタッチ対応だ。
背面ディスプレイはゲームプレイなどの際にボタンを割り振ることもできる。
その他の主なスペックは、プロセッサはQualcomm Snapdragon 845、メモリは6/8GB、ストレージは64/128/267GB。microSDスロットはない。バッテリーは3800mAhで充電ポートはUSB Type-C。サイズは154.1×73.3×8.4mmで重さは181g。OSはAndroid 8ベースの「nubia UI 6.0.2」。
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