新型「iPad Pro」登場/“ノッチなし”のフルスクリーンを目指す中国スマホ:Mobile Weekly Top10
ついに新型「iPad Pro」が発表されました。やはり見どころは「Face ID採用(とTouch ID廃止)」「USB Type-C端子搭載(とLightning端子廃止)」の2点でしょう。
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2018年10月29日〜2018年11月4日
- スマホと真逆の進化 なぜ今“ケータイ”が必要とされているのか
- 新「iPad Pro」は何が変わったのか? 現地で実機を隅々までチェック
- ドコモの「カードケータイ」は誰向け? 写真で速攻チェック
- 「iOS 12」は「iPhone 5s」も対応 これで最長6年間は“現役”に
- Android 9 Pieをいち早く試せるスマホ「Pixel 3」と「Essential Phone」を比較する
- 背面スライドでノッチなしを実現! Xiaomi「Mi MiX 3」のギミックに興味津々
- 新型「iPad Pro」発表 11型と12.9型 ホームボタン廃止でFace ID対応
- タブレットからの脱皮を図るApple 新iPad Proでは“ノートPC対抗”がより明確に
- ドコモの「カードケータイ KY-01L」、11月3日に事前予約を開始
- Apple PayでPontaカードの利用が可能に 11月7日から
今回のITmedia Mobile Weekly Top10は、2018年10月29日から11月4日までのアクセスを集計し、ランキング化しました。
今回も、ケータイ(フィーチャーフォン)に関する記事がトップ10中3つを占めましたが、10月30日(米国東部時間)に発表された新型のiPad Proに関する記事も3つランクインしました。
新型iPad Proの見どころは非常に多く、特に「Touch ID(ホームボタン兼指紋センサー)の廃止とFace ID(顔認証)の採用」「外部接続端子へのUSB Type-Cの採用」は大きなトピックです。
前者は、操作体系を2018年のiPhone(iPhone XS/XS MaxとiPhone XR)と統一したとも解釈できる動きですが、iPad登場から事実上初なる大幅なUI(ユーザーインターフェース)変更でもあります。以前からiPadを使っている人、あるいはiPhone 8/8 PlusまでのiPhoneのUIに慣れた人が使った場合に、どのような反応をするのかが気になるところです。
後者は、USB Type-C対応の周辺機器が増加傾向にある昨今の傾向を踏まえると大いに歓迎すべき変更です。充電用のACアダプターもUSB Type-C対応品が増加傾向にあることも踏まえると、電源供給面でもありがたい変更です。
問題はその価格。Wi-Fi+Celluar(モバイル通信対応)モデルはApple Store価格で10万6800円(11型・64GBモデル)からと、そこそこのスペックのノートPCと同水準です。“Pro”ですから、値が張るのはある意味当然ではありますが、これにキーボードを組み合わせることを考えると、いろいろ考えさせられるものがあります。
ただ、新型iPad Proが非常にパワフルで魅力的なタブレットであることは事実。早く実機を試してみたいところです。
ランキングの6位には、中国Xiaomiの新型スマートフォン「Mi MiX 3」の簡易レビュー記事が入りました。
昨今、中国メーカーのAndroidスマートフォンでは“ノッチなし”で表面の画面占有率を高める動きがちらほら見られます。日本でも11月9日に発売されるOPPOの「Find X」はその好例で、インカメラ(とアウトカメラ)をポップアップして出すようにすることで画面占有率を極限まで高めました。一方、Mi MiX 3は本体を2層に分け、下半分の層を上方にスライドするとインカメラが出現する機構を採用することで画面占有率を極限まで高めました。
Find XもMi MiX 3も、「画面は極限まで広く取りたい」という命題に対し「インカメラを“外”に出す」という解を取りました。最近のスマホでは「画面に(ノッチ)を設けてアウトカメラを“迂回(うかい)”する」というアプローチが多かっただけに、ノッチに違和感を覚える人にとっては歓迎すべき方向性です。
ただ、Find Xはモーターで、Mi MiX 3は手動でカメラをせり出す構造ゆえに、その機構の耐久性に一抹の不安を覚えます。スマホを誤って落下させた後、正常に動くかどうかも心配です。OPPOもXiaomiもその点は承知していて、耐久性試験はしっかりとやっているのですが、どうしても心配です。
スライド機構による「フルスクリーン」は市場に受け入れられるのかどうか、しばらく両メーカー(特に日本で販売するOPPO)の動向から目が離せません。
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