ドコモから「下り1Gbps」超ルーター登場/「ギガ」が余っても大容量プランを契約する理由:5分で知るモバイルデータ通信活用術(2/2 ページ)
NTTドコモが2019年春、理論上の下り通信速度が1Gbpsを超えるモバイルWi-Fiルーターを投入します。このルーターは上り通信も高速化しています。
ドコモのウルトラシェアパックの「ギガ」が余ったけれど……
およそ3カ月前、UQコミュニケーションズのWiMAX 2+サービスを解約した上で、ドコモのウルトラシェアパック50に外出先のデータ通信手段を一本化しました。
その後どうなったかというと、データ(パケット)通信量は毎月余らせており、使い切れずに繰り越し……を繰り返している状況。自宅では光回線を使う前提にしているので、ここ数ヶ月間の月間データ通信量は約20GB前後で安定しています。
「これなら1つ下の『ウルトラシェアパック30』でもいいんじゃない?」という声が聞こえてきそうです。各種割引を適用する前の月額料金では、ウルトラシェアパック50は30と比較して2500円(税別)の差があるのですが、これに「光セット割」「ずっとドコモ割プラス」、「dカード GOLD」の3つの割引・特典を最大限適用すると、両者の実質価格差は1220円まで縮まります。
実際に利用するデータ通信量から考えると、シェアパック30でデータ容量が足りなくなることは考えにくい上、月額料金も割安になります。
ではなぜ容量変更にまで踏み込まないのか。その理由の1つが、シェアパックの容量を変更すると、繰り越した容量がリセットされるというドコモの料金システムです。
繰り越して利用できるはずのデータ通信量がリセットされてしまうため、パケットパックを変更した月は“繰り越しゼロ”で利用しなければなりません。パケットパックの容量を小さくする場合は、契約容量が小さくなるだけでなく、変更初月は繰り越し容量もゼロになることには要注意です。
「いつもより少し多めに使うと速度制限の対象になる可能性がある」というリスクと、「月額1220円で容量を20GB増やせる」という2つをてんびんにかけると、シェアパックの容量を減らす方向に舵が切りにくい状況なのです。ある意味で、ドコモの思惑に思いきりはまっているのかもしれませんが……。
そうなったらいっそのこと、ドコモ回線は通信量に応じた段階制定額の「ベーシックシェアパック」を契約してパケット通信量をなるべく節約しつつ、ノートPCと接続して使うための回線には別途MVNO回線を活用する……と思い切れば、より節約できそうです。
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