「Galaxy S10/S10+/S10e」登場 3眼カメラや新指紋センサー搭載 実機を速攻チェック(1/2 ページ)
Samsung Electronicsが、2月20日(現地時間)に米サンフランシスコでGalaxyシリーズの最新モデル「Galaxy S10」シリーズ3機種を発表した。今回は標準、大型、小型の3モデルを用意。3機種の特徴や違いを実機写真とともにレポートする。
Samsung Electronicsが、2月20日(現地時間)に米サンフランシスコでGalaxyシリーズの最新モデル「Galaxy S10」シリーズ3機種を発表した。「Galaxy S8」以降のGalaxyは、通常版と名称に「+」のつく大画面版の2機種で展開していたが、Galaxy S10では「Galaxy S10」「Galaxy S10+」に加えて、コンパクトモデルの「Galaxy S10e」も用意。バリエーションを3種類に広げた。
3モデルともプロセッサは共通ながら、ディスプレイやカメラのスペックが異なる。早速、その3機種を写真とともにチェックしていこう。
6.1型の「Galaxy S10」、トリプルカメラや画面内指紋センサー搭載
通常版のGalaxy S10は、トリプルカメラに超音波式の画面内指紋センサーを備えたモデルで、ディスプレイサイズは6.1型のQHD+。左右がカーブした「Curved Dynamic AMOLED」を採用する。場所や時間などの条件に合わせて複数の設定などをまとめて実行する「Bixbyルーティン」や、他のワイヤレス充電対応機器をGalaxyで充電する「ワイヤレスパワーシェア」にも対応した。
ディスプレイは従来のGalaxyよりも上下のベゼルが狭くなっている。これは、インカメラを画面の“内側”に収めたためだ。ただし、画面上部に切り欠きを作る「ノッチ」ではなく、インカメラ部分だけに穴をあけた形を採用した。このディスプレイを、Samsungは「Infinity-O Display」と呼ぶ。ノッチほどは目立たないため、映像を視聴する際のノイズになりにくいのはメリットといえる。
トリプルカメラは、スーパーワイド、ワイド、望遠の3つを備えており、画面内のボタンでこれらをワンタッチで切り替えられる。それぞれの画角は123度、77度、45度。標準のワイドカメラのみ、Galaxy S9やGalaxy Note9に採用された「デュアルアパチャー」に対応しており、周囲の明るさに応じてF値を2.4と1.5から自動で選択する。
プロセッサの型番は明示されなかったが、7nmのプロセスルールで製造された64ビットの8コアCPUか、8nmの64ビット8コアCPUのどちらかが搭載されるという。プロセスルールやプロセッサの採用事情を加味すると、前者がQualcommの「Snapdragon 855」、後者がSamsungの「Exynos 9820」だと考えられる。
カテゴリー20のLTEに対応しており、速度は下り最大で2Gbpsだ。メインメモリは8GB、ストレージは128GBと512GBの2種類。バッテリーは3400mAhで、カラーバリエーションはプリズムグリーン、プリズムホワイト、プリズムブラック、プリズムブルーの4色。
6.4型の「Galaxy S10+」、メモリ12GB/ストレージ1TBモデルも
このGalaxy S10+を大画面化したモデルが、Galaxy S10+だ。ディスプレイサイズは6.4型で、トリプルカメラや超音波指紋センサーなどの特徴は共通。ただし、Galaxy S10+はインカメラがデュアルになっており、通常の1000万画素カメラに加え、800万画素のRGB Depthカメラも搭載する。そのため、ディスプレイ右上に設けられたカメラ用の穴も横長の楕円形で、この点がGalaxy S10とのデザイン上の違いといえる。
メモリやストレージも、最上位モデルはGalaxy S10+にのみ用意される。Galaxy S10と同様の容量に加え、Galaxy S10+にはメモリ12GB、ストレージ1TBのモデルが存在する。サイズが大型のため、バッテリー容量も4100mAhとGalaxy S10より大きい。カラーバリエーションもGalaxy S10より2色多い全6色で、上記4色に加えてセラミックブラックとセラミックホワイトが用意された。
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