「Xperia 1」実機レポート 21:9のシネマ体験や復活のパープルに注目:MWC19 Barcelona(2/2 ページ)
ソニーモバイルが「Xperia 1」を発表。Xperia 1は、これまでのXZシリーズから製品名を一新し、ソニーの技術を結集した新しいフラグシップモデルに位置付けられる。MWC19会場に展示されたグローバルモデルの実機をもとに、主な特徴をレポートする。
6.5型でも横幅72mmを維持、パープル色や側面指紋センサーが復活
Xperia 1の画面サイズは6.5型と大きいものの、本体幅はXZ3より1mm細い72mmに収まっており、手になじむ印象だ。外形寸法は72(幅)×167(高さ)×8.2(奥行き)mmで、これまで以上に縦長のシルエットになっている。
本体背面の形状は丸みがなくなり、アウトカメラの出っ張りを除けば平らになった。重量は約180gで本体の見た目とほぼ同じか、やや軽く感じる。
プロセッサはQualcomm製のSnapdragon 855を搭載するものの、5Gには対応していない。メインメモリは6GB、ストレージは128GBで最大512GBのmicroSDによる拡張にも対応する。
グローバル向けの本体カラーはブラック、グレー、ホワイト、パープルの4色を展開する。Xperiaの原点ともいえる「パープル」色は、世界中のXperiaファンの声に応えて復活させたという。
本体下部にはUSB Type-C(USB 3.1)ポートを搭載。USB PDにより3330mAhのバッテリーを急速充電できる他、DisplayPortによる外部ディスプレイへの画面出力にも対応する。指紋センサーは本体背面ではなく、本体右側面の位置に戻った。
Xperia 1は日本を含む各国で2019年初夏以降に発売を予定しており、例年通りならNTTドコモやKDDIといった国内大手キャリアからの発売が期待される。
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