Lenovoスマホもノッチなし スナドラ855やスライド式カメラ搭載の「Z5 Pro GT」:山根康宏の海外モバイル探訪記
2018年は中国メーカー各社からさまざまな動作機構を持ったスマートフォンが登場しました。その中でも本体が上下に分かれ、スライド式構造を持った製品がXiaomiなどから出ています。Lenovoが中国で販売している「Z5 Pro」もそんなスライドモデル。
2018年は中国メーカー各社からさまざまな動作機構を持ったスマートフォンが登場しました。その中でも本体が上下に分かれ、スライド式構造を持った製品がXiaomiなどから出ています。Lenovoが中国で販売している「Z5 Pro」もそんなスライドモデル。そのZ5 ProのプロセッサをSnapdargon 855としたハイパフォーマンスモデル「Z5 Pro GT」も中国で発売されました。
スペックはディスプレイが6.39型の1080×2340ピクセル、インカメラが普段は隠れているのでノッチ(欠き取り)はありません。カメラは2400万画素+1600万画素のデュアル構成。なおカメラ回りに赤い色が入っていますが、これが「GT」モデルの証です。ノーマル(プロセッサがSnapdaragon 710)のZ5 Proはカメラ回りは背面と同じ色になっています。
スライドの動きは滑らかで、小気味よく動いてくれます。1年以上など長期に使ったときに動きが緩くならないように祈りたいもの。そのときは修理に出せばいいのでしょうが、稼働部分のある製品はどうしても多少心配してしまうものです。
スマートフォン市場でLenovoの勢いは弱まったまま。傘下のMotorolaが頑張っているだけに、こんな冒険的なモデルをフラグシップモデルとして出してきたのでしょう。スライドして出てくるインカメラも1600万画素+800万画素のデュアルと高画質です。
背面をよく見るとカーボン調の模様となっていて、高級感ある仕上げです。最上位モデルはメモリ12GB+ストレージ512GBのモンスターマシン。その構成でも4398元、約7万3000円とリーズナブル。HuaweiやXiaomiのハイエンドモデルの良きライバルになりそうです。
関連記事
- 背面スライドでノッチなしを実現! Xiaomi「Mi MiX 3」のギミックに興味津々
Xiaomiの「Mi MiX 3」は、スマートフォン本体を横から2つにスライスした構造になっています。ディスプレイにはノッチがなく、背面側をスライドさせることで後ろからインカメラが出てきます。ギミックも楽しいこのMi MiX 3を見てきました。 - Huaweiもスライドカメラ! 6カメラ搭載の「Magic 2」に触れて感じたこと
中国メーカーから次々と登場する、インカメラが収納式のスライドスタイルのスマートフォン。Huaweiのサブブランド「Honor」から「Magic 2」が出てきました。スライドすると、カメラではない、ある独自の機能が起動します。 - 背面の「V」の字がカッコいい! ノッチなし、パンチホールを採用した「Honor V20」
2018年12月、パンチホールディスプレイを搭載したスマートフォンが3機種登場しました。画面の左上のカメラ部分に小穴、すなわち「パンチホール」を開けているのです。今回のその中からHuaweiのサブブランド製品「Honor V20」を紹介します。 - 表も裏もカラーディスプレイ! 両画面スマホ「Nubia X」はどう使う?
中国のNubiaから、裏面もカラーディスプレイを搭載した両面スマートフォン「Nubia X」が発売されました。裏面もAndroidスマホとして使えます。両面を使うことで、さまざまなメリットが生まれます。 - 表も裏もディスプレイ! Vivo「NEX Dual Display」の変態っぷりが面白い
Vivoから表も裏もカラーディスプレイという2画面表示可能なスマートフォンが登場しました。既に2018年11月にはNubiaが同様の2画面スマホ「Nubia X」を出しています。ところがVivoの「NEX Dual Display」は、ちょっと方向性を変えた製品なのです。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.