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調査リポート

最も信頼できる情報源は「テレビのニュース番組」 中高生のニュースに関する意識調査 MMD研究所調べ

MMD研究所が12歳〜18歳の中高生を対象とした「2019年3月 中高生のニュースに関する意識調査」の結果を発表。78.4%が「テレビ番組視聴中にスマートフォンを操作」と答え、普段利用するメディア上位は「SNS」「テレビ」「動画アプリ」に。最も信頼できると思う情報源は「テレビのニュース番組」が60.1%でトップとなった。

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 MMD研究所は3月5日、テスティーの提供するスマートフォンアンケートアプリで行った「2019年3月 中高生のニュースに関する意識調査」の結果を発表した。調査対象はスマートフォンを所有する12歳〜18歳の中高生1248人で、2月5日から2月10日にかけて調査を行った。

 普段利用するメディアについて尋ねたところ、「SNS」が79.6%、「テレビ」が73.2%、「動画アプリ」が71.2%となった。性別・学生区分別に見てみると、女子中学生と女子高校生は「SNS」がそれぞれ9割に近い。

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 「テレビ」の利用者にテレビ番組を視聴中にスマートフォンを操作するか聞いたところ、78.4%が「視聴中も操作する」と回答。内訳を見ると、最も多い回答は「番組中でもたまに操作する」で40.6%、次いで「CMの最中は操作する」が28.2%、「番組は聞きながら、スマホの操作をメインでする」が9.6%という結果となった。性別・学生別では男子の方がより「操作をしない」という回答が多く、女子の方がテレビ番組視聴中にスマートフォンを操作することが分かった。

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 日本や世界のニュースをどのように知っているのか聞いたところ「テレビ」が最も多く73.8%、次いで「SNS」が55.8%、「ウェブのニュースサイト」が38.9%。最も信頼できると思う情報源は「テレビ」が最も高く60.1%となり、次位の「SNS」(9.9%)と50.2ポイントの差が開いている。

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 Webやアプリでニュースを読むと回答したユーザーに対し、ニュースを読む際はどのように読んでいるか聞いたところ「ほとんどタイトルしか読んでいない」という回答は7.1%にとどまり、92.9%は本文も読んでいる。性別・学生別では、男子中学生と男子高校生は「タイトルも中身の文章もしっかり読んでいる」という回答が半数近く、女子中学生と女子高校生は4割に満たない。

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 関心のあるニュースのジャンルは性別によって差が出ており、それぞれ最も高かったのは、男子中学生は「漫画・アニメ」で55.3%、男子高校生は「漫画・アニメ」で51.7%、女子中学生は「芸能」で71.0%、女子高校生は「芸能」で70.9%となった。最も関心が低かったのは「その他」を除くと、男子中学生・女子中学生・女子高校生が「経済」、男子高校生が「自分の住んでいる地域の二ュース」となっている。

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 ニュースを見ていて、知らない単語や内容が分からなかった際の行動は「ネットで検索する」が62.5%で最も高く、次いで「両親・家族に聞く」が53.4%、「友人・知人に聞く」が22.8%となった。性別・学生別では男子中学生・男子高校生・女子高校生は「ネットで検索する」、女子中学生は「両親・家族に聞く」が最多となった。

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 2022年4月1日から成人年齢が18歳に引き下げられることを知っているか聞いてみたところ「知らない」8.6%、「知っている」は91.4%。「聞いたことはあるが詳しく知らない」という回答は12.7%で、成人年齢引き下げについて知っているユーザーにどこで知ったか聞くと「テレビ」が最も高く67.8%、次いで「先生から聞いた」が31.8%、「家族から聞いた」が28.6%となった。

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