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最長約1カ月の連続待ち受け 大容量バッテリー搭載のミドルハイスマホ「ZenFone Max M2」「ZenFone Max Pro M2」日本上陸

バッテリー容量に定評のあるASUSの「ZenFone Max」シリーズ。その最新モデルが日本でも登場する。いずれもmicroSDスロットが独立したデュアルSIMモデルで、国内3キャリアのVoLTEを同時待ち受け(DSDV)できる。

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 ASUS JAPANは3月15日、大容量バッテリーを備えるミドルレンジスマートフォン「ZenFone Max M2(ZB633KL)」と「ZenFone Max Pro M2(ZB631KL)」を発売する。想定販売価格はZenFone Max M2が2万6500円、ZenFone Max Pro M2が3万5500円(共に税別)。

パッケージ
ZenFone Max M2(ZB633KL)(左)とZenFone Max Pro M2(ZB631KL)(右)のパッケージ

共通の特徴

 ZenFone Maxシリーズは大容量バッテリーと、それを生かした長時間稼働が特徴。今回の新モデルもご多分に漏れず、ZenFone Max M2は4000mAh、ZenFone Max Pro M2は5000mAhの大容量バッテリーを備えている。メーカー公称の最長連続待ち受け時間(LTE接続時)は前者が33日間、後者が35日間。最長連続通話時間は前者が35時間(3G接続時)、後者が31時間(LTE接続時)となっている。

 同シリーズのもう1つの特徴である、別のUSBデバイスに電源を供給する「リバースチャージ」にも対応している。ただし、USB On-The-Go(USB OTG)ケーブルは別売となる。両機種では、リバースチャージの相手(iOSデバイスを除く)のポータブルストレージとして利用できるモードも備えている。

 OSは両機種ともにAndroid 8.1だが、ASUS独自のユーザーインタフェース(UI)「ZenUI」ではなく、Androidの標準に準拠したUIを備えている。ただし、「ZenMotion(ジェスチャー操作機能)」は搭載している他、カメラのUIも同社独自のものとなっている。

UI
ユーザーインタフェースはAndroid標準に準拠。ZenUIを搭載するハイエンドモデルとは雰囲気が異なる

 アウトカメラではデュアルセンサーを活用した「ポートレート撮影」ができる他、AIによるシーン認識(13種類)も可能。ただし、ZenFone Max Pro M2については、発売時に配信される端末ソフトウェアの更新を適用後にAIシーン認識に対応する。

AI
AIによるシーン認識。ZenFone Max Pro M2については、端末ソフトウェアを更新すると使える(ZenFone Max M2は出荷時から対応)

 SIMカードはNanoサイズのものを2枚搭載可能で、2枚とも音声をVoLTEで待ち受ける「DSDV(Dual SIM Dual VoLTE Standby)」に対応。VoLTEは国内3キャリアいずれにも対応している。筆者が試した限りでは、NTTドコモ回線ではより高音質な「HD+通話」も可能だった(通話相手もドコモ回線かつHD+通話対応機種である場合)。

 LTE通信時は最大2波までのキャリアアグリゲーション(CA)に対応。下り最大300Mbps、上り最大75Mbpsで通信できる(共に理論値)。Wi-Fi(無線LAN)は2.4GHz帯(IEEE 802.11b/g/n)のみサポートする。

 microSDスロットはSIMスロットから独立しており、最大2TBのmicroSDXCを搭載できる。

トレイ
SIM・microSDトレイ。Nano SIM×2とmicroSDを同時搭載できる(写真はZenFone Max M2)
VoLTE
VoLTEによる高音質通話をサポート(写真はZenFone Max M2)

 その他、「Google Drive」の100GB利用権(税込年額2500円)が付帯する。

ZenFone Max M2(ZB633KL)

 ZenFone Max M2は、2機種の中ではエントリー寄り。プロセッサはQualcommの「Snapdragon 632」を搭載し、メインメモリは4GB、ストレージは32GBを備えている。ディスプレイはHD+(720×1520ピクセル)でノッチ付きの6.3型IPS液晶だ。

ZenFone Max M2(正面)ZenFone Max M2(背面) ZenFone Max M2(ミッドナイトブラック)

 アウトカメラはデュアル構成で、1300万画素のメインカメラと200万画素の深度測定用カメラを備える。インカメラは800万画素で、顔認証にも対応する。

 外部接続端子はUSB Mini-Bで、独立したイヤフォンマイク端子も備える。背面には指紋センサーも備える。

カメラと指紋センサー
アウトカメラと指紋センサー回り

 モバイル通信の対応規格と周波数帯(Band)は以下の通り。

  • FD-LTE:Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/26/28
  • TD-LTE:Band 38/39/41
  • W-CDMA:Band 1/2/4/5/6/8/19
  • GSM:850/900/1800/1900MHz帯

 ボディーサイズは76.3(幅)×158.4(高さ)×7.7(奥行き)mmで、重量は160g。ボディーカラーはメテオシルバー、ミッドナイトブラック、スペースブルーの3つを用意する。付属品はUSBケーブル、ACアダプターとイヤフォンマイク。

ZenFone Max Pro M2(ZB631KL)

 ZenFone Max Pro M2は、2機種の中ではミドルハイより。プロセッサはQualcommの「Snapdragon 660」を搭載し、メインメモリは4GB、ストレージは64GBを備えている。ディスプレイはフルHD+(1080×2280ピクセル)でノッチ付きの6.3型IPS液晶で、画面ガラスは耐衝撃性をさらに高めた「Corning Gorilla Glass 6」を採用している。。

ZenFone Max Pro M2(正面)ZenFone Max Pro M2(背面) ZenFone Max ProM2(コズミックチタニウム)
Gorilla Glass 6
3万円台半ばのリーズナブルな端末としては珍しく「Gorilla Glass 6」を搭載

 アウトカメラはデュアル構成で、1200万画素のメインカメラと500万画素の深度測定用カメラを備える。インカメラは1300万画素で、顔認証にも対応する。

 外部接続端子はUSB Mini-Bで、独立したイヤフォンマイク端子も備える。背面には指紋センサーも備える。

カメラと指紋センサー
アウトカメラと指紋センサー回り

 モバイル通信の対応規格と周波数帯(Band)は以下の通り。

  • FD-LTE:Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/28
  • TD-LTE:Band 38/39/41
  • W-CDMA:Band 1/2/4/5/6/8/19
  • GSM:850/900/1800/1900MHz帯

 ボディーサイズは75.5(幅)×157.9(高さ)×8.5(奥行き)mmで、重量は175g。ボディーカラーはコズミックチタニウムとミッドナイトブルーの2つを用意する。付属品はUSBケーブル、ACアダプター、クリアケースとイヤフォンマイク。

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