検索
ニュース

「HUAWEI P30」シリーズ徹底解説 Proは「暗所撮影」と「ズーム機能」が驚異のレベルに(4/4 ページ)

Huaweiが「HUAWEI P30」シリーズを発表。「Rewrite the Rules of Photography(写真の法則を書き換える)」というキャッチの通り、カメラ機能を大きく強化した。特に進化したのが、P30/P30 Proの暗所撮影機能と、P30 Proのズーム機能だ。

Share
Tweet
LINE
Hatena
前のページへ |       

Kirin 980を搭載し、基本性能はMate 20 Pro並みに

 P30/P30 ProのプロセッサにはAI対応の「Kirin 980」を採用。P30 Proは最大40Wの急速充電や、最大15Wのワイヤレスチャージにも対応する他、ワイヤレス充電対応の他のデバイスに充電できるリバースチャージ機能も備えている。P30/P30 ProはデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応し、2枚目のSIMの代わりに、nanoSIMサイズのメモリカード「NM Card」をセットすることもできる。P30 Proの基本仕様は、Mate 20 Proは共通している。

HUAWEI P30
Kirin 980の搭載により、Kirin 970搭載の前モデル、P20 Proからパフォーマンスが大幅に向上
HUAWEI P30
SIMスロットにはnanoSIMを2枚、またはnanoSIM+NM Cardを挿せる
HUAWEI P30
2回線の4G VoLTEを併用できる
HUAWEI P30
他社のワイヤレス充電対応デバイスを出して、ワイヤレスリバースチャージの利便性をアピール。会場からは笑い声も起きた
HUAWEI P30
アウディとのコラボレーションにより、P30 Proを車のキーとして使うことも可能。NFC技術が用いられている

 P30シリーズは、基本性能をKirin 980を搭載したMate 20 Proレベルに引き上げて、カメラの性能はMate 20 Proを上回る業界最高水準まで向上させたモデルと言っていいだろう。下位モデルのP30も画面サイズとカメラのスペックを除けば大差はなく、十分すぎるくらいハイスペックだ。

 販売価格は、P30が799ユーロ(約10万円)、P30 Proはメモリとストレージの仕様によって異なり、999ユーロ(約12万円)〜1249ユーロ(約16万円)。かなり高額だが、2月に発表した、折りたためる「HUAWEI Mate X」の価格(2299ユーロ/約29万円)に驚いてから間もないからであろうか、会場から驚きの声は上がることはなかった。

HUAWEI P30
発表会の最後に価格が発表された。どちらも「本日発売」と案内さえたが、販売する国・地域についての言及はなかった
HUAWEI P30
スワロフスキーを用いた「Pearl Pink Glamorous Case」も発売。P30 Proとのスペシャルパッケージで提供される
HUAWEI P30
バッテリーが2週間持つことが好評の「HUAWEI WATCH GT」の新色も発表。新たにランイナップに加わる42mmケースモデルのバッテリー持続は1週間

スマートアイウェアも発表

 最後に「One More Stylish Things」として、Huaweiが韓国のアイウェアメーカー・GENTLE MONSTERとコラボレーションして、7月にスマートアイウェアを発売することを発表した。

 普通のメガネやサングラスにしか見えないデザインながら、スマホと連携し、ワイヤレスで音声を聞けて、ハンズフリーで通話ができる趣向。ワイヤレスヘッドセット機能を搭載したメガネといったところだ。価格などは未定。

HUAWEI P30
リチャード・ユー氏がスマート機能を搭載したサングラスをかけて再登場した
HUAWEI P30
筆者もかけてみた。発売時に数種類のデザインが用意される見通し
HUAWEI P30
NFC対応のケースに入れて充電できる

(取材協力:ファーウェイ・ジャパン

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る