子どもにおすすめのケータイとスマートフォン+覚えておきたい設定まとめ(3/3 ページ)
そろそろ子どもにスマートフォンを持たせるべきか――。季節の変わり目を迎え、悩む家庭も多いはず。子どもに安心してスマートフォンを持たせるには、どうしたらよいのだろうか。
MVNOなら「トーンモバイル」を選ぶべし
少しでも通信料金を安く抑えたい場合には、子ども向けに安い中古端末を入手し、MVNOが提供する格安SIMで運用するという選択肢もありうる。ただし、フィルタリングに関しては、大手キャリアが無料を提供しているのに対し、MVNOでは有料のケースも多いので注意が必要だ。
子ども向け利用を想定し、フィルタリング機能などを基本料金内で提供しているMVNOは「トーンモバイル」が代表格だ。同社のサービスは、居場所確認や、移動に関する通知機能、フィルタリングなどの見守り機能を一式そろえている。月額200円が上乗せされるが、保護者の回線がトーンモバイルでなくてもこうした機能を利用可能。
トーンモバイルは、上記の見守り機能を利用できるオリジナルのAndroidスマートフォンも販売しており、最新機種の「TONE e19」は、1万9800円とお手頃価格で購入できる。iPhoneについては、トーンの見守りサービスを利用できる「TONE SIM(for iPhone)」を提供している。料金は月額1500円から。iPhone 6や7などの中古端末を安く入手し、TONE SIM(for iPhone)を利用するのも有効だ。
どの手段を選ぶにせよ、基本的な機能は利用できる。大事なのは、子どもの年齢や性格に応じ、どこまで子どもを信頼し、任せるのか。保護者として何をどこまで制限するのか。そういったことについて考えることだ。そしてその際には、保護者だけでなく、子ども本人とも話し合って決めてほしい。
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