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ドコモ、超広視野角のスマホ向けVRゴーグルを開発
NTTドコモが、スマホ向け超広視野角VRゴーグル開発を発表。中心視野用の凸レンズと、その周りに高倍率の特殊な構造のレンズを採用している。アクリル樹脂のレンズと本体にスマホをはめ込む設計のため、軽量かつ安価に製造できる。
NTTドコモは、4月17日にスマートフォン向け超広視野角VRゴーグルの開発について発表した。
スマートフォンを取り付けて利用する一般的なVRゴーグルは視野角が狭く、穴から映像をのぞいているように感じられる。今回開発したVRゴーグルは、視野の中心領域はくっきり、周辺部分はぼんやりとなる人間の視野特性を活用し、中心視野用の凸レンズと、その周りに高倍率の特殊構造レンズを採用。これにより超広視野角を可能とし、その場にいるような没入感の高いVR映像体験が行えるようになった。
本製品はアクリル樹脂のレンズと本体で構成し、軽量かつ安価に製造可能。今後も製品を活用したエンターテインメント向けサービスの提供、ライセンス提供を検討していく。
4月27日から幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議2019」の「日本電信電話ミカカランド・NTT超未来研究所6」にこの製品を展示。会場内でのデモ体験を予定している。
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