iOS 13、iPhone 5sとiPhone 6/6 Plusは対象外に iPhone SEは生き残る
「iPhone 5s」「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」と「iPod touch(第6世代)」はiOS 13のサポート対象外となった。iPhone 5sは、iPhone史上最長となる、5回のOSバージョンアップが可能だった。iPhone SEが生き残ったのは朗報だが、今回で打ち止め?
Appleが2019年秋にリリースする「iOS 13」は、ダークモード対応、写真アプリの拡張、Apple IDを使った各種サービスへのログイン機能、パフォーマンスの改善などが注目点だが、対応機種も気になるところ。
iOS 12をサポートする機種のうち、「iPhone 5s」「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」と「iPod touch(第6世代)」はiOS 13のサポート対象外となった。
iOS 13の対象機種は以下の通り。
- iPhone……iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR、iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE
- iPod touch……iPod touch(第7世代)
2013年に発売されたiPhone 5sは、iPhone史上最長となる、5回のOSバージョンアップが可能だったが、ついにその記録が途絶えた。iPhone 6も対象外となったことで、iOS 13対応で最も古いモデルはiPhone 6s/6s Plusに。ひょっとしたら、今回が最後のOSバージョンアップになるかもしれない。
バージョンアップのカギを握るプロセッサはiPhone 5sが「A7」、iPhone 6/6 PlusとiPod touch(第6世代)が「A8」と世代は異なるが、どちらも対象外になってしまった。
iPhone SEが生き残ったのは、小型iPhone愛好者にとっては朗報だが、iPhone SEが搭載するプロセッサは6sと同じ「A9」なので、iOS 13で打ち止めの可能性もある。そうなった場合に、iPhone SEの後継機が登場するのかどうかも気になるポイントだ。
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