「Xperia 1」に立ちはだかる「iPhone 8」/5Gスマホの“中身”は?:Mobile Weekly Top10
比較的好調な売れ行きを示す「Xperia 1」。しかし、販売上のディフェンディングチャンピオンである「iPhone 8」の牙城は崩せずにいます。
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2019年6月24日〜2019年6月30日
- ドコモの「Xperia 1」は4位に上昇も、「iPhone 8」の壁は越えられず
- auとドコモの「Xperia 1」が発売即、総合トップ10入り
- ドコモオンラインショップ、一部Apple製品の取扱いを停止
- いまだ販売ランキング1位 「iPhone 8」がXSやXRよりも売れている理由
- ソフトバンク宮内社長が株主総会で語った戦略 “通信障害での発言”を追及する声も
- 5Gで変化するスマホの中身 「Galaxy S10 5G」を分解して分かったこと
- 「iOS 13」は何が変わった? パブリックβ版で「ダークモード」や新「写真」アプリを試す
- iPhoneの最新おすすめ機種は? 目的と価格で選ぶ(2019年版)
- 7月から「d払い」で20%還元キャンペーン開始 最大1万ポイントを進呈
- GPSプロウォッチ「MARQ」コレクションで高級ウェアラブル市場に参入 ガーミン30周年目の挑戦
今回の「ITmedia Mobile Weekly Top10」では、2019年6月24日から6月30日までのアクセスを集計し、ランキングとしてまとめました。
今回のランキングでは、1位と2位が直近2週の「携帯販売ランキング」となりました。
携帯販売ランキングの結果を見る限り、少なくとも家電量販店ではいまだに「iPhone 8」が売れ筋です。ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia 1」も比較的好調な売れ行きですが、iPhone 8の牙城を崩すまでには至っていません。
iPhone 8はとにかく64GBモデルが強いことが印象で、特にauとソフトバンクでは売り上げランキング1位をキープしています。筆者の知人から話を聞く限り、「旧モデルで価格が手頃」「さまざまな販売促進施策と絡めて販売されている」「Touch ID(ホームキー)のあるiPhoneへのニーズが根強い」といった理由から売れ続けているようです。
その一方で、ミドルレンジのAndroidスマートフォンも着実に支持を広げていることも伺えます。ハイエンドな機種と比べると、長期間にわたってコンスタントに売れていく感じになりやすいようです(ハイエンド機種は発売直後がピークとなりやすい)。
端末購入補助に対する制限がさらに厳しくなる今日この頃ですが、今後、携帯電話端末の販売にどのような影響をもたらすのでしょうか。
ランキングの6位には、韓国で販売されている「Galaxy S10 5G」を分解し、その中身を分析した記事が入りました。
日本では9月に「プレサービス」または「大規模実証実験」が実施される5G(第5世代移動体通信システム)ですが、韓国や米国、イギリスなどでは既に商用サービスが開始されています。
LTEのデビュー時と比べると、5Gではハンドヘルド(手に持てる)デバイス、つまりスマホが商用サービス当初から存在していることが大きな特徴。その1つが、記事で分解されたGalaxy S10 5Gです。
ただし、Galaxy S10 5Gは、5Gで注目を集めている30GHz以上、あるいはその近辺の「ミリ波(mmWave)」には非対応。この帯域に対応する5Gスマホはいつ出てくるのでしょうか……。
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