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ドコモ、フィッシングSMSについて注意喚起
NTTドコモは、高額料金の発生や不正利用の検知など同社やNTTなどの通知を装ったフィッシングSMSについて注意喚起。同社では電話番号を表示したSMSを用いた利用者へ連絡は一切行わないとしている。
NTTドコモは7月25日、同社やNTTなどの通知を装ったフィッシングSMSについて注意喚起した。
高額料金の発生や不正利用の検知などを知らせるフィッシングSMSの本文中に記載されたリンク先にアクセスすると、NTTドコモのWebサイトに酷似したページに接続する。そこでdアカウントのID・パスワード、ネットワーク暗証番号、クレジットカード情報などの個人情報を不正に取得されるなどの被害が発生している。
フィッシングSMSの送信元は電話番号(+85999999999といった+始まりの電話番号)が多く報告されているが、同社では電話番号を表示したSMSを用いた利用者へ連絡は一切行わないとしている。
被害を防ぐため、同社では不審なSMSを受信した場合、削除するか、記載されたURLへのアクセスをしないよう呼び掛けている。さらにID/パスワードの取り扱いや注意やdアカウントの2段階認証、電話料金合算払いの利用限度額設定などの対策実施も訴えている。
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