調査リポート
iOS/Androidのワンクリック詐欺はWindowsの約2倍 BBソフトサービスの調査
BBソフトサービスは、2月21日に2018年12月度のインターネット詐欺リポートを発表した。2018年12月度の総検知数は99万6215件で、ワンクリック・不当請求詐欺サイトの割合は前月比0.68ポイント減。iOS/Androidにおけるワンクリック・不当請求詐欺の検知はWindowsの約2倍で、特にiOSは増加傾向が見られる。
ソフトバンクグループのBBソフトサービスは、2月21日に2018年12月度のインターネット詐欺レポートを発表した。
このレポートは、同社の「詐欺ウォール/Internet SagiWall」で検知・収集した、危険性が高い詐欺サイトの分析結果をまとめたもの。2018年12月度の総検知数は99万6215件で、ワンクリック・不当請求詐欺サイトの割合は前月比0.68ポイント減の75.64%。前月と同じくiOS/Androidにおけるワンクリック/不当請求詐欺の検知はWindowsの約2倍となっており、特にiOSは84.0%から94.06%と増加傾向が見られる。
その他、フィッシング詐欺サイトは前月比で0.53ポイント増加、マルウェア感染サイトは0.23ポイント増加、ボーガスウェア配布サイトは0.14ポイント減少、脆弱(ぜいじゃく)性悪用サイトは0.07ポイント増加という結果になった。なお、同社では詐欺サイトの見分け方として、「会社概要をチェックする」「住所を検索して、会社の存在をチェックする」「決済方法、口座名義をチェックする」「SSL通信が提供されているかどうかを確認する」の4点を挙げている。
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