ニュース
AI検知エンジン搭載 BBソフトが「詐欺ウォール」新バージョンをリリース
BBソフトサービスは、新たにAI検知エンジンを搭載した「詐欺ウォール/Internet SagiWall」をリリース。専門家による解析を機械学習で自動化し、変化のスピードが速いネット詐欺手口にも対応する。また、主要SNSのアプリ内ブラウザや標準ブラウザからのアクセスでも詐欺サイトを検知・ブロックをサポートする。
ソフトバンクグループのBBソフトサービスは、11月6日にネット詐欺サイトをブロックする専用ソフト「詐欺ウォール」の新バージョンを発売した。
新バージョンでは変化のスピードが速いネット犯罪手口の変化に対応するため、新たにAI検知エンジンを搭載。通報などによる詐欺サイトのブラッリストで防御する「ブラックリスト検知」、専門家によって解析された詐欺サイトの特徴を自動的に判別する「ヒューリスティック検知」を補完するもので、解析を機械学習で自動化してサイクルの早い詐欺手口に対応する。
またAndroid版では、主要SNSアプリ内ブラウザでの詐欺サイトのブロックにも対応。iOS版では新機能「VPNガード」を追加。詐欺ウォールのサーバ経由でインターネット接続をすることで、Safariや主要SNSアプリ内ブラウザのアクセスでも、詐欺サイト検知と警告メッセージの表示が可能となった。
取り扱いは同社直販サイトで行い、価格はダウンロード版(3台1年)が3024円(税込)。11月20日からはAmazonや全国家電量販店でパッケージ版を販売開始する予定。
関連記事
- 公衆無線LAN利用「セキュリティ不安」なのに「対策していない」――「ちょっとだけなら大丈夫」の気持ち
公衆無線LAN利用者の53%が「セキュリティが不安だ」と思う一方、実際に接続する際には31.5%の人がセキュリティ対策をしていないことが、マカフィーとMMD研究所の調査で分かった。 - 中学生のスマホフィルタリング利用率は48.5%、設定内容は「親子で話し合い」が理想
MMD研究所は、スマートフォンを所有する中学生とその親を対象とした「親と中学生に聞く初めてのスマートフォン利用の実態調査」を実施。フィルタリング利用率は48.5%で、設定内容については話し合いながら決めていきたいと考えている親子が最も多くなった。 - シニアの特殊詐欺撲滅へ AIで詐欺電話を判定する「あんしん電話」 トーンモバイルが無料で提供
トーンモバイルが、詐欺電話を自動で判定する「あんしん電話」を10月に提供する。外部データーベースとトーンのAIを用いることで、高確率で危険な電話番号を判定。あんしん電話をはじめとしたシニア向けサービスを強化していく。 - ソフトバンクが「迷惑電話ブロック」で迷惑メール対策も提供 愛知県警の協力で
ソフトバンクが「迷惑電話ブロック」サービスに迷惑メール対策機能を追加する。トビラシステムズが愛知県警察本部から提供を受けた迷惑電話番号をもとに、迷惑メールに対する警告を表示したり自動的に振り分けたりする機能が9月下旬以降に使えるようになる。 - 迷惑電話を判別、人工知能が自動で着信拒否 iOS版「電話帳ナビアプリ」が登場
ライドアンドコネクトは、独自に保有する電話番号データベースをもとに詐欺・迷惑電話電話を自動判断する「電話帳ナビアプリ」をリリース。アプリを起動すれば着信時に電話番号検索を行い、迷惑度と共に画面へ表示する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.