ミッドレンジの「Xperia 8」登場 21:9の6型液晶やデュアルカメラを搭載【写真追加】:Y!mobileが取り扱い
ソニーモバイルコミュニケーションズが10月7日、Xperiaシリーズの新モデル「Xperia 8」を発表した。また同日に、ソフトバンクがY!mobileブランドで取り扱うことを発表した。21:9の6.0型液晶ディスプレイや、広角+望遠のデュアルカメラを搭載する。
ソニーモバイルコミュニケーションズが10月7日、Xperiaシリーズの新モデル「Xperia 8」を発表した。また同日に、ソフトバンクがY!mobileブランドで取り扱うことを発表した。Y!mobileでは10月9日に予約を開始し、10月下旬(25日めど)に発売する予定。Y!mobileオンラインストアでの価格は5万4000円(税込み)。
Xperia 8は、6.0型のワイドディスプレイを搭載した、ミッドレンジのスマートフォン。カラーはWhite、Black、Orange、Blueの4色を用意する。現時点で海外での販売は予定しておらず、国内でのみ販売する。
「Xperia 1」や「Xperia 5」と同様に、画面のアスペクト比が21:9と縦長のディスプレイを搭載している。なお、ディスプレイは有機ELではなく液晶で、解像度はフルHD+となる。側面をダブルタップして、よく使うアプリや次に使いそうなアプリを呼び出せる「サイドセンス」にも対応している。
動画アプリ+SNS、地図アプリ+メッセージアプリといった具合に、縦長の画面を活用して2つのアプリを同時に利用できるマルチウィンドウにも対応。音声アシスタントの「Google アシスタント」からマルチウィンドウを起動することもできる。
アウトカメラは1200万画素(広角)+800万画素(望遠)のデュアル構成で、光学2倍ズームに対応する。21:9のワイドな写真や動画を撮影したり、背景をぼかした写真を撮影したりできる。800万画素のインカメラでは、背景ぼかし、美肌効果、目の大きさ変更などができる「ポートレートセルフィー」を利用できる。なお、映画と同等の品質で動画を撮影できることをうたう「シネマプロ」アプリは利用できない。
Xperia 1やXperia 5と異なり、本体上部に3.5mmのイヤフォンジャックを装備。ハイレゾ音源の再生に対応する他、音楽ファイルをハイレゾ相当の音質に変換する「DSEE HX」もサポートする。側面には指紋センサーを搭載する。
プロセッサはSnapdragon 630、メインメモリは4GB、内蔵ストレージは64GB。バッテリーは2760mAhのものを内蔵しており、バッテリーへの負荷を軽減する「いたわり充電」、一度の充電で長く使える「STAMINAモード」もサポートする。防水性能とFeliCaは対応するが、ワンセグ/フルセグには対応しない。
本体サイズは約69(幅)×158(高さ)×8.1(奥行き)mm、重量は170g。
「Xperia 8」の製品名が意味するものは?
ソニーモバイルは、2019年にXperiaシリーズを一新。最上位モデルの「Xperia 1」をはじめ、「Xperia 10」「Xperia 5」を発表している。型番の数字が小さいモデルほど高スペックとなる。
Xperia 5との違いは、ディスプレイが有機ELではなく液晶であること、カメラが3眼ではなく2眼であること、プロセッサがSnapdragon 855ではなく630であること、シネマプロを利用できないこと。なお、イヤフォンジャックを備えるのはXperia 8のみ。サイズはXperia 5とほぼ同じ(幅は8の方が1mm太い)。
Xperia 10とは比較的スペックが共通している。6.0型の21:9液晶ディスプレイやSnapdragon 630、800万画素のインカメラは同じ。メモリはXperia 8が4GB、Xperia 10が3GB、アウトカメラはXperia 8のみ望遠レンズを搭載、Xperia 10は防水に非対応――といった違いがある。
同時期に販売される「Xperia Ace」と比べると、Snapdragon 630、4GBメモリ、64GBストレージ、3.5mmイヤフォンジャックなどは共通。Xperia Aceのディスプレイは18:9の約5.0型フルHD+、カメラはシングルといった違いがある。
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