36回払いで機種変不要――auが「アップグレードプログラム」を改定 11月1日から
auが10月1日から提供を開始した「アップグレードプログラムDX」が、同月末をもって新規受け付けを終了。代わりに、36回払いと端末の返却を組み合わせた「アップグレードプログラムNX」が11月1日からスタートする。
KDDIと沖縄セルラー電話は11月1日から、新しい端末購入補助プログラム「アップグレードプログラムNX」の提供を開始する。36回の分割払い(割賦)と端末返却を組み合わせたプログラムで、端末を返却すれば最大で12回分の分割金の支払いが免除される。プログラム利用料金は無料で、端末の購入時にのみ加入できる。
プログラム加入時にはau回線の契約が必要だが、ひも付けた回線を解約した場合も、条件を満たせばプログラムを行使可能だ。
端末返却は「2カ月目」から可能(受け付け開始は2020年夏頃予定)
アップグレードプログラムNXの「NX」は、「Nextの略」(KDDI広報部)。従来の「アップグレードプログラムEX」や「アップグレードプログラムDX」と異なり、プログラム行使時に機種変更が不要(単純な返却も可)で、端末購入の翌月(2カ月目)から端末返却が可能という特徴がある。
ただし、分割金免除は12カ月分が上限となるため、早期に返却した場合は24回目まで支払いは継続する。また、端末の回収(下取り)は2020年夏頃から受け付ける予定となっているため、プログラム開始当初に契約した場合、少なくとも半年少々は端末を返却できないことになる。
端末の返却には、端末が一定の査定基準を満たす必要がある。もしも基準を満たさない端末を返却する場合、最大で2万2000円(不課税)の負担金が発生する。
対象機種は、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone 11と「その他のスマートフォン」とされている。「その他のスマートフォン」の詳細は、auのWebサイトで案内するという。
アップグレードプログラムDXは10月31日をもって新規受け付け終了
アップグレードプログラムNXの提供開始に伴い、アップグレードプログラムDXは10月31日をもって新規受け付けを終了する。同日までに加入した場合は、引き続きプログラムを利用できる。
なお、48回の分割払い自体は11月1日以降も引き続き提供する。
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