「Pixel 4」は何が新しい? 3/3aと比較、ネックは価格か(2/2 ページ)
Googleの最新スマートフォン「Pixel 4」「Pixel 4 XL」が10月24日に発売される。カメラが進化し、2020年春からは新機能の「モーションセンス」が利用可能になる予定。Pixel 3や3aとの違いをまとめつつ、Pixel 4は買いなのかどうかを考えたい。
Pixel 4は買いなのか?
Pixel 4のGoogleストアでの価格は64GBが8万9980円、128GBが10万3950円。国内キャリアではソフトバンクも販売し、価格はGoogleよりも約2000円安い。ドコモとauは扱わないため、ドコモとauのユーザーは、Googleで端末を購入してSIMを差し替えて使う形となる。ソフトバンクのPixel 4/4 XLは「トクするサポート」の対象となり、48回払いの割賦で購入して25カ月目に端末を返却すると、24回分の支払いが免除される。
Google、ソフトバンクともに前モデル「Pixel 3」との価格差はほとんどないが、気になるのは「Pixel 3a」の存在。Googleストアでの価格は4万8600円で、Pixel 4よりも4万円ちょっと安い。Pixel 3aのカメラ性能は3とほぼ同等で、4が対応する夜景モードも、カメラアプリのアップデートで3aでも近い品質になる。おサイフケータイにも対応しており、バッテリー容量は3モデルで最も大きい3000mAhだ。画面サイズもほとんど変わらない。
8倍の超解像ズームや、モーションセンス、進化したGoogleアシスタントは、Pixel 4のハードと連携させているため3aでは利用できないが、夜景モードのように、ソフトウェアで改善できる部分もある。この点も含め、コスパを重視するなら3aを選ぶ人も多いだろう。
8倍ズームのカメラ、モーションセンス、進化したGoogleアシスタント、eSIMに魅力を感じられるかどうかが、Pixel 4購入のポイントといえる。
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