カメラ翻訳や会話レッスン機能を備えたAI通訳機「POCKETALK S」登場 12月6日発売:「W」は価格改定
ソースネクストはが「POCKETALK S」を発表。最大で74言語の翻訳に対応し、カメラで文字を撮影すると自動で翻訳する機能や英会話の練習機能を搭載した。四次元ポケットをイメージしたポーチなどを含む「ドラえもんEdition 特別セット」も提供する。
ソースネクストは、12月6日にAI音声翻訳機「POCKETALK(ポケトーク) S」を発売する。想定販売価格は、海外での通信をセットした「グローバル通信2年付き」が2万9800円(税別、以下同)、通常モデル(グローバル通信なし)が2万4800円となる。さらに、「ドラえもんEdition 特別セット」も3万4800円で先行販売する(後述)。
POCKETALK(ポケトーク) Sは、音声とテキストで55言語、テキストで19言語の計74言語の翻訳などに対応している。ニュース原稿のような長文も訳せるAI(人工知能)を搭載し、性能は時間と共にアップしていくという。グローバル通信付きモデルでは2年間、133の国・地域で追加料金なしで通信できる。
新たにカメラで文字を撮影すると自動的に認識、翻訳を行う「カメラ翻訳機能」を55言語で搭載している。複数の言語が一緒に表示されていても個々の言語として認識する。翻訳画像は100枚まで履歴として保存可能で、読みたい部分をタップすると詳細を確認できるようになっている。41の言語では元言語での発音も可能だ。
相手の質問に英語で答えると、AIが内容にあった答えを返す英会話の練習機能を搭載。「空港・機内」「ホテル」「移動」「レストラン」「観光」「ショッピング」の6シーン、全36のレッスンを収録している。中国語、スペイン語、フランス語、日本語、韓国語などの言語にも対応する予定だ。
現地の「為替」「長さ」「重さ」「温度」を換算できる機能を備え、現地時間と前にいた国(地域)の時間を自動で表示する機能も備える。画面の右上のアイコンをタップすると現在地域で使われている通貨や単位に自動で切り替わり、為替の通貨単位は160種類に対応する。
訪問国や翻訳回数などの達成度に応じてメダルを表示する機能や、国旗での言語選択もできる。クラウドサービス「ポケトークセンター」へ任意の定型文(原文と訳文)を登録することも可能で、定型文を使いたい端末を指定すれば端末側の定型文メニューに表示されるようになった。
本体カラーはホワイト、ブラック、ゴールド、レッドの4色。公式サイトでの直販では、限定カラーのメタルグレーとメタルグリーンも選択できる。なお、グローバル通信なしモデルはホワイト1色のみとなる。
ドラえもんEdition 特別セット
ドラえもんEdition 特別セットは、グローバル通信付きモデルをベースに、ドラえもんをモチーフにした本体カラーを採用し、四次元ポケットをイメージしたポーチなど、付属品を追加したモデルだ。
これに合わせて、専用ケース「ドラえもん」「ドラミちゃん」も販売される。
POCKETALK Wは価格改定
既存製品の「POCKETALK W」シリーズについては、11月7日付で価格を改定。グローバル通信2年付きモデルは1万9800円、本体単体(グローバル通信なしモデル)は1万8000円となった。
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