調査リポート
2019年7〜9月の国内携帯出荷、前年から3.2%減 iPhoneの8.8%減が響く
IDC Japanは、12月4日に2019年第3四半期(7〜9月)の国内携帯電話/スマートフォン出荷台数を発表した。端末の合計出荷台数は前年同期比3.2%減の721.8万台で、要因はAndroidが前年同期比1.2%増と微増だった一方、iPhoneは前年同期比8.8%減だったことが考えられる。
IDC Japanは、12月4日に2019年第3四半期(7〜9月)の国内携帯電話/スマートフォン出荷台数を発表した。
携帯電話合計出荷台数は、前年同期比3.2%減の721.8万台(従来型携帯電話を含む)。要因はAndroidが前年同期比1.2%増と微増だった一方、iPhoneは前年同期比8.8%減だったことが考えられる。
メーカー別ではAppleが前年同期比でシェアが2.7ポイント減少したものの、44.7%でトップを維持している。2位は93.7万台を出荷したシャープ(シェア13.0%)、3位は80万台出荷の富士通(同11.1%)、4位に61.6万台出荷の京セラ(同8.5%)、5位は58.9万台出荷のサムスン電子(同8.2%)となった。従来型携帯電話を除いた2019年第3四半期のスマートフォン出荷台数は705.1万台(前年同期比3.6%減)となっている。
関連記事
- 世界スマートフォン出荷台数、2年ぶりに前年同期比プラスに──Canalys調べ
調査会社Canalysによると、7〜9月期の世界でのスマートフォン出荷台数が、2年ぶりに前年同期比プラスに転じた。メーカー別のトップは韓国Samsungで、2位は米国の制裁で逆風にある中国Huawei。3位は米Appleだった。 - 2019年4〜6月の国内携帯出荷 iPhoneが好調も、Androidが苦戦
IDC Japanは、8月20日に2019年第2四半期(4〜6月)の国内携帯電話/スマートフォン出荷台数を発表した。端末の合計出荷台数は前年同期比1.4%減の707.3万台で、要因はiPhone出荷が前年同期比7.5%増の262.2万台に回復した一方、Androidが前年同期比6.6%減となったことが考えられる。 - 「日本は5Gで遅れている」という指摘 実際はどう? IDCの予測から考える
日本における5Gは、主要な国・地域と比べて遅れているという指摘を少なからず耳にする。それは果たしてどこまで真実なのだろうか。海外に広いネットワークを持つ調査会社の調査レポートを交えつつ解説する。 - 2018年の世界スマートフォン出荷、2017年に続き前年比減 Appleは四半期で2位に復帰──IDC調べ
IDCによる最新の世界スマートフォン出荷に関する調査報告によると、2018年通年の出荷台数は前年比4.1%減で、2年連続の前年割れだった。10〜12月期のメーカー別ランキングでは、2四半期連続3位だったAppleが2位に返り咲いた。 - 世界スマートフォン出荷ランキング、Appleは7〜9月期も3位──IDC調べ
IDCが7〜9月期の世界におけるスマートフォン市場調査結果を発表した。メーカー別ランキングでは、前四半期に中国Huaweiに抜かれた米Appleが3位に留まった。トップのSamsungも中国勢にシェアを奪われた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.