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世界ウェアラブル市場調査、首位Appleが「AirPods」効果でさらにシェア拡大 Xiaomiが2位

米調査会社IDCの7〜9月期の世界ウェアラブル市場調査によると、同四半期の出荷台数は過去最高の8450万台。メーカー別首位のAppleはAirPodsシリーズが好調だった。2位は12月に日本市場に参入するXiaomiで、Mi Bandシリーズの出荷台数は1000万台以上だった。

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 米調査会社IDCは12月9日(現地時間)、2019年第3四半期(7〜9月)の世界ウェアラブル市場調査の結果を発表した。総出荷台数は前年同期の約2倍(94.6%増)の8450万台で、四半期出荷台数として過去最高を記録した。これは主に「耳装着型」端末が好調だったため。IDCはスマートウォッチなどだけでなく、イヤフォンやヘッドフォンも耳装着型ウェアラブル(ヒアラブル)端末として調査対象に含めており、同四半期にはこのカテゴリが全体の約半分を占めた。

 メーカー別シェアは、1位がApple WatchとAirPodsを擁するApple、2位は中国市場で堅調な中国Xiaomi、3位はスマートフォンにウェアラブル端末をバンドルしている韓国Samsung Electronics、4位は世界市場で苦戦しているものの自国市場でシェアを伸ばした中国Huawei、5位は米Googleによる買収が発表されている米Fitbitだった。

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2019年第3四半期のメーカー別世界ウェアラブル端末市場シェア(資料:IDC)

 ウェアラブルのシェアでトップを維持するAppleの出荷台数は、前年同期の約3倍(195.5%)増の2950万台(前年同期にはまだ耳装着型はカウントされていなかった)で、シェアは12ポイント増だった。第4四半期にはApple Watchシリーズ3の値下げや「AirPods Pro」の販売などにより、さらにシェアを伸ばす可能性があるとIDCはみている。

 2位のXiaomiは、スマートバンドの「Mi Band」シリーズが好調で、同四半期だけで1000万台以上を出荷した。同社は12月9日に日本市場参入を正式に発表し、「Mi Band 4」を12月に日本でも発売する。

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Mi Band 4は間もなく日本でも発売される

 3位のSamsungはGalaxyシリーズにスマートウォッチやGalaxy Budsをバンドルすることで出荷台数を伸ばした。4位のHuaweiは、政治的な課題にもかかわらず、中国で最も急成長している企業の1社になり、シェアを伸ばした。出荷の約80%が中国に集中している。

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