ニュース
ソニーやエリクソンがMWCへの出展を中止 新型コロナウイルスの影響で
ソニーや、スウェーデンの通信機器メーカーであるエリクソンは、世界最大の携帯見本市「MWC Barcelona 2020」への出展を取りやめると発表した。世界中で感染が拡大している新型コロナウイルスの影響による。ソニーのプレスカンファレンスはYouTubeの公式チャネルで公開する。
ソニーと、スウェーデンの通信機器メーカーであるエリクソンは2月10日、世界中で感染が拡大している新型コロナウイルスの影響を受け、世界最大の携帯見本市「MWC Barcelona 2020」への出展を取りやめると発表した。
ソニーは「顧客、ビジネスパートナー、メディア、社員の安全を最優先した結果、このような判断に至った」と説明。2月24日8時30分(バルセロナ現地時間、日本時間同日16時30分)より予定していたプレスカンファレンスの模様は、YouTubeのXperia公式チャネルを介して、同時刻にビデオを掲載するという。
エリクソンも「感染するリスクが低いとしても、従業員と訪問者の安全を保証できない」とした上で、「展示する予定だった内容について、今後どのように発信していくのかを検討している」と明かした。
MWCでは毎年、大規模なブースを展開して新商品を披露する企業が多い。ソニーやエリクソンの他にも、LGエレクトロニクスやNVIDIAなども出展を取りやめると発表しており、感染拡大による影響が深刻化している。
関連記事
- ソニーモバイルに聞く「Xperia 1」 21:9ディスプレイや3眼カメラから“あの疑問点”まで
この夏に発売されるスマートフォンの中で、注目度の高いモデルの1つが、3キャリアが取り扱う「Xperia 1」だ。4K有機ELや21:9の画面比率など、ディスプレイ周りを中心に目新しい要素が豊富にある。本機の開発秘話や疑問点を、ソニーモバイルに聞いた。 - ソニーモバイルが新フラグシップ「Xperia 1」発表 21:9の4K有機ELや3眼カメラを搭載
ソニーモバイルが、MWC19 Barcelonaの開催に合わせて、新フラグシップスマートフォン「Xperia 1」を発表。4K解像度の有機ELディスプレイや、広角+超広角+望遠レンズのトリプルカメラを搭載する。 - Xperiaは「好きを極める」製品に ソニーモバイル岸田社長に聞く“反転攻勢”の道筋
ソニーモバイルは「Xperia 1」でラインアップを一新し、IFA2019ではよりコンパクトな「Xperia 5」を発表した。同社がラインアップを一新した背景には、Xperiaが各国の市場で苦戦している現状がある。今後のXperiaはどうなるのか? 岸田光哉社長に聞いた。 - ソフトバンク通信障害の原因は「エリクソンの技術的ミス」 エリクソン・ジャパンが説明
エリクソン・ジャパンが、12月6日に発生したソフトバンクの通信障害の原因について説明した。通信障害が発生した原因は、コアネットワークにあるMME(Mobility Management Entity)のソフトウェア証明書の有効期限が切れていたため。ただし根本原因は依然として調査中。 - 5Gの人口カバー率は2023年に20% エリクソンが予測する5G時代のトレンド
商用サービスの開始が迫っている「5G」。トップバッターとして、米国が2018年後半から2019年後半に5Gサービスの開始を予定している。5G時代にはどんなトレンドが起こるのか? エリクソン・ジャパンが説明した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.