ドコモの「Xperia 1」「Xperia 5」がAndroid 10にバージョンアップ 新機能も搭載
NTTドコモが発売した「Xperia 1 SO-03L」「Xperia 5 SO-01M」がAndroid 10にバージョンアップする。同OSの新機能を使えるようになる他、新機能や機能改善などが行われる。
NTTドコモは2月19日、ソニーモバイルコミュニケーションズ製スマートフォン「Xperia 1 SO-03L」「Xperia 5 SO-01M」に対するOSバージョンアップの配信を開始した。両機種ともに、バージョンアップ後のOSは「Android 10」となる。
バージョンアップの概要
OSバージョンアップをすると、黒基調のユーザーインタフェース(UI)を一括設定する「ダークテーマ」、従来のナビゲーションバーをジェスチャー操作に置き換える「ジェスチャーナビゲーション」、位置情報の取得権限をアプリ起動中に限る機能など、Android 10の新機能を使えるようになる。
Android 10の新機能である「ジェスチャーナビゲーション」にも対応(要設定)。なお、SO-03LやSO-01Mでは「Android 4.0〜8.1」「Android 9」仕様のナビゲーションバーも引き続き使える
その他の主要な新機能や機能改善は以下の通り。なお、※印が付いている項目はSO-03Lのみ(SO-01MはAndroid 9で対応済み)となる。
- 「Cinema Pro」アプリに「水準器」を追加
- マルチウィンドウのサイズ変更機能の改善
- 「電話アプリ」「連絡先アプリ」のアップデート(※)
- 「設定」のアイコンと一部項目の変更
- 「ファイル管理」アプリを「ファイル」アプリに差し替え
- 「スマートコネクティビティ」への対応(※)
- Bluetoothオーディオの再生品質変更に対応(LDACまたはaptX HD対応機器と接続した場合)
- 「ワンタッチWi-Fiテザリング」「Androidビーム」の非対応化(OSの仕様)
- セキュリティパッチの更新(2020年2月1日版)
バージョンアップ方法
OSバージョンアップは、端末単体、またはWindows PCまたはMacと接続して行う。
端末単体で行う場合、更新データはXi(LTE)/FOMA(W-CDMA)ネットワークまたはWi-Fi(無線LAN)経由でダウンロードする。Xi/FOMAネットワーク経由でダウンロードする場合のパケット料金は無料だが、「spモード」の契約が必要となる。所要時間はSO-03Lが約23分、SO-01Mが約21分だが、端末内部のデータ状況によって前後する。
Windows PCまたはMacと接続して行う場合は、事前にPC/Macに「Xperia Companion」をインストールしておく必要がある。
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