売れ筋Androidスマホ、「AQUOS sense3」と「Galaxy A20」はどちらが買い?(1/3 ページ)
シャープの「AQUOS sense3」とサムスン電子の「Galaxy A20」が売れている。ともに低価格ながらも、普段使いには十分なミドルクラスCPUに加え、防水、おサイフケータイといった需要の高い機能を一通り搭載している。2モデルはどちらを選べばいいのか? 実際に触って使いながら検証していく。
現在の販売ランキングで上位を争っているAndroidスマートフォンが、3万円台の「AQUOS sense3」(シャープ製)と2万円台の「Galaxy A20」(サムスン電子製)だ。以前はランキングをiPhoneがほぼ独占していたが、これら2モデルがトップ10をキープし、iPhoneの独占を防いでいる。【訂正あり】
最大の理由は、総務省がスマホの最大割引額を2万円に規制し、これまで市場の中心だったハイエンドのAndroidスマホやiPhoneが買いにくくなったことだ。そんな中で、2〜3万円台で購入できる端末が人気を集めており、その筆頭にAQUOS sense3とGalaxy A20が挙げられる。
ともに低価格ながらも、普段使いには十分なミドルクラスCPUに加え、防水、おサイフケータイといった需要の高い機能を一通り搭載している。
では、2モデルはどちらを選べばいいのか? 実際に触って使いながら検証していく。
【訂正:2020年2月29日18時49分 初出時に、Galaxy A20のカメラを「デュアルカメラ」としていましたが、正しくは「シングルカメラ」です。おわびして訂正致します。】
「AQUOS sense3」と「Galaxy A20」の販売キャリアは?
まずは両モデルの販路を紹介しておこう。
AQUOS sense3はドコモ、au、UQ mobileの他、SIMロックフリーモデルが量販店やMVNOなどから販売されている。SIMロックフリーモデルはキャリアモデルとは異なりデュアルSIM(DSDV:デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応しており、国内メーカー製品としては珍しい仕様になっている。他に、機能をそぎ落としたものや、より画面の大きい派生モデルも存在する。
個人向け製品のカラーは、基本色としてライトカッパー、シルバーホワイト、ブラックを用意(UQ mobileのみブラックはなし)。オリジナルカラーとしてドコモはディープピンク、auはソフトピンクを販売している。
AQUOS sense3販売キャリア
- AQUOS sense3:ドコモ、au、UQ mobile
派生モデル
- AQUOS sense3:SIMロックフリー、量販店やMVNO(デュアルSIM対応)
- AQUOS sense3 plus:au(AQUOS sense3 plus サウンド)、ソフトバンク、楽天モバイル、(デュアルSIM対応の)SIMロックフリー
- AQUOS sense3 lite:楽天モバイル(カメラ1つ、楽天キャリア回線対応)
- Android One S7:Y!mobile(Android Oneなので利用できる機能が異なる、カメラ1つ、メモリ3GB、ストレージ32GB)
- AQUOS sense3 basic:ソフトバンクの法人向けモデル(シルバーのみ、カメラ1つ、メモリ3GB、ストレージ32GB)
一方、Galaxy A20はドコモとau、UQ mobileのみで取り扱われている。
価格(税込み)の一例を紹介すると、ドコモの場合、AQUOS sense3が3万1680円だが、現在(2月27日時点)はオンラインショップだとSPECIAL割引が適用されて9460円引きの2万2220円になる。Galaxy A20は2万1384円だ。定価を見ると、2機種には約1万円の差があり、他の販路でも価格帯は大きくは変わらない。
関連記事
- ドコモの「AQUOS sense3」が総合2位を守る 「Galaxy A20」との2強体勢続く
ソフトバンク「iPhone 11(64GB)」は17連勝。NTTドコモ「AQUOS sense3 SH-02M」が前回に続き2位。Android勢は2位のAQUOS sense3 SH-02Mと、8位の「Galaxy A20 SC-02M」(前回7位)の2つだけの状態に戻った。 - “何となくハイエンド”は終わり 分離プラン時代に投入する「AQUOS zero2」「AQUOS sense3」の狙い
シャープが新フラグシップスマホ「AQUOS zero2」を発表。ディスプレイの駆動速度や本体の軽さにこだわり、ゲーマーを強く意識した。より幅広いユーザーに向けた「AQUOS sense3」は、大容量バッテリーや必要十分な機能を特徴に打ち出している。 - シャープの新ミッドレンジ「AQUOS sense3」「AQUOS sense3 plus」登場 デュアルカメラや4000mAhバッテリー搭載
シャープが9月25日、ミッドレンジスマホの新機種として「AQUOS sense3」と「AQUOS sense3 plus」を発表。AQUOS sense3は2019年秋以降、AQUOS sense3 plusは2019年冬以降に発売する。スマートフォンAQUOSで最大容量をうたう、4000mAhのバッテリーを搭載している。 - ドコモから「Galaxy A20」登場 初心者にも配慮したエントリースマホ
NTTドコモから、Galaxyスマートフォンのエントリーモデルが登場。au向けモデルと同様にFMラジオを搭載し、おサイフケータイや防水・防塵性能を備えるなど日本向けカスタマイズが施されているが、価格は税込み2万円台前半と安価だ。 - 2万円台で買える「Galaxy A20」はGalaxy A30の姉妹モデル 違いは?
日本でも発売された「Galaxy A30」は、おサイフケータイや防水仕様を搭載しながら、3万円台からという低価格を実現。SNSを中心に使うライトユーザー向けとして十分な性能を持っています。このA30の姉妹モデルとして、海外では「Galaxy A20」も発売されています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.