ソフトバンクの5G、開始当初のエリアは限定的
ソフトバンクが、3月27日に5Gの商用サービスを開始する。ただし当初はエリアが限られることから、月額1000円(税別)の5G基本料は取らない。5G対応エリアはソフトバンクのWebサイトで確認できる。
ソフトバンクが、3月27日に5Gの商用サービスを開始する。ただし当初はエリアが限られることから、月額1000円(税別)の5G基本料は取らず、2020年8月までに申し込めば無料とする。
では、ソフトバンクの5Gはどこで使えるのか。ソフトバンクは、3月31日時点で対応している5Gのエリアを「住所リスト」の形で公開している。
東京都では、千代田区と中央区と文京区と台東区の一部地域で、千葉県では成田市と柏市と富里市の一部地域で、石川県では金沢市と白山市と野々市市の一部地域で、愛知県では名古屋市の一部地域で、大阪府では大阪市の一部地域で、広島県では広島市と福山市の一部地域で、福岡県では福岡市の一部地域が含まれる。
なお上記エリアのうち、東京都、大阪府、広島県広島市、千葉県、愛知県の一部エリアは、3月27日のサービス開始時点では5Gには対応しておらず、3月31日から対応する予定。
4月末に対応予定の5Gエリアは、サービスエリアマップで確認できる。東京都に関しては、銀座や汐留、浜松町などにも広がっている。2020年夏以降には、新宿、品川、池袋、六本木などもカバーするが、まだ局地的だ。
ソフトバンクが総務省に提出した2024年の5G基盤展開率(全国を10km四方のメッシュで区切った際のカバー率)は64%で、90%を超えるドコモやKDDIよりも劣るが、同社は4Gの周波数帯を5Gに転用してエリアを広げていく考えだ。
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