独自のトリプルカメラを搭載した「TCL PLEX」、約3万円だけど実力はどう?:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)
中国の家電メーカー、TCLから登場した約3万円スマホの「TCL PLEX」。お手頃価格ながら、トリプルカメラ搭載のお得感満載なのがウリなのであるが、実力はどうか? トリプルカメラの構成を確認しつつ、さまざまなシチュエーションで撮ってみた。
4800万画素カメラの威力は?
ではいつものように静止画のチェック。
メインカメラは4800万画素のセンサーだが、4画素を1つにまとめて1200万画素として出力することで、解像感や感度を上げている。
ではいつものガスタンクを。
1.0xをタップすると2xになるが、これは望遠カメラを持っているわけじゃなくて、デジタル2xズームなので今回は割愛。
超広角カメラに切り替えたいときは、超広角アイコンをタップする。
さらに、4800万画素の高解像度で撮るモードもある。
高解像度で撮った写真がこちら。
通常のモード(12M)と等倍表示して比べて見た。ちょっと48Mは無理しているかなって感じ。素直に12Mモードで楽しむのがよさそうだ。
全体にナチュラル系の写りかも
ではいろんな被写体を撮ってみよう。まずは人物から。超広角で撮ってみた。
メインカメラで「AIモード」と「AI合成」をオンにするとこんな画面になる。顔を見つけると、続いて水平と構図をチェックしてくれるのだ。2つのマークが一致するように構図を動かすと、自動的に3秒のセルフタイマーがかかって撮影するのだ。
ちょっと面白い。
もちろん背景をぼかすポートレートモードもある。
ただ、肌の写りは……イマドキのスマホだと思うと、ちょっといいとは言いがたいかな。ポートレート時はもうちょっと滑らかにすべきだと思う。
同じ中国のメーカーでも、自動で肌を滑らかにしようとするXiaomiやHuaweiやOPPOなどに比べると、ちょっと残念な感はある。
自撮り時はビューティー機能の調整をすることができる。
こちらは2つのパラメーターをちょうど中間にしたもの。
面白いのはインカメラの位置。左上に丸く隠れているのだ。
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